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ヒロユキというカウンセラー(第10話)~高校時代の恐怖体験~

高校時代のトラウマ

高校時代のトラウマといえば、不良に2回からまれたことです。
中学・高校といえば不良にからまれたり、かつあげされたり、トイレに呼び出されて「シメられる」といった話がつきものでした。
元来HSP気質で「人一倍敏感で、不安が強い」私にとって「不良=恐怖の対象」でしかありませんでした。

不良が怖いと感じ始めたのは、中学時代に「〇〇がトイレに呼び出されてシメられたらしい」という噂話を次々と聞くようになったこときっかけです。「今度は〇〇がシメられたらしい」こんな話を聞く度に「調子にのっていると目を付けられる」というダイヤモンドよりも固い固定観念が出来上がっていきました。

次々と自分も知っている同級生がシメられていく。万が一自分も不良に呼び出されたらどうしようという恐怖心をもつようになったのです。

余談ですが、中学時代の番長クラスの不良が僕の小学時代に友達でした。中学に入ってからあまり話が合わなくなり、一緒に遊ぶことはなくなったのですが、小学校のときは仲がよかった時期がありました。

そのおかげかどうかわかりませんが、僕がターゲットにされることはなかったのですが、やっぱりHSP気質の自分としては恐怖心を植え付けられていったのです。

高校時代の恐怖体験①

高校時代の恐怖体験といえば「大げさな」と思われるかもしれませんが、HSP気質の僕のとっては大人になってからもずっと心に残る恐怖体験となった事件が2回ありました。

1つ目は、ある日友達と3人で下校中のことです。近くにあるヤンキー高校の制服をきた高校生が複数人進行方向にいたのです。僕の友達は「やばいから道を変えよう」と提案し、僕たちもそれに従ったのです。

ホッとしたのもつかの間。「おい!!!待てや!!」とさっきのヤンキー高校の生徒が僕たちを追いかけてきたのです。僕は恐怖で凍り付きました。友達は「逃げるぞ!!」と全力で逃げることを提案したのですが、僕は「逃げたら余計に怒らせる。ここは逃げずにいった通りにしよう」と思い、その場に留まることを選びました。

ほどなくしてヤンキー高校生達が僕たちの前にやってきました。
「おい!!おまえら!!さっき逃げたやろ!!」といきなり胸倉をつかまれました。僕たちは「逃げてません(小声)」というより仕方ありませんでした。「嘘つけ!!逃げたやろがぁ!!」と顔を近づけて問い詰められたその瞬間!!

「おい、やめとけ。俺の友達や」とヤンキー高校生の一人がいったのです。
よく見ると中学のときの番長クラスだった同級生だったのです。

その番長クラスの同級生はヤンキー高校でも番長クラスとして君臨していたのです。話を聞くと僕の通っていた高校の同級生をシメるために待ち伏せしていたとのことでした。昔の友達だった僕はギリギリのところで手を出されることなく、事なきをえたのです。

結論からいえば、特に殴られたわけでもないし、ケガをしたこともなかったので、何事もなかったといえばその通りなのですが、やはり人一倍敏感な僕としては大人になってからもずっと忘れられない恐怖体験の1つとなったのです。
(続く)

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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