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医療ソーシャルワーカーのアセスメント⭐︎応用編

皆さんこんばんは♪

いつもソーシャルワーカー21の記事をご覧くださり、誠にありがとうございます!!

本日は有料記事になります。

以前ソーシャルワーカーのアセスメントについて記事を出しましたが、その続編です。

前回購入していない方のために、ざっくりとおさらいします。


アセスメントとは


医療ソーシャルワーカーの相談支援においてアセスメントは基本になります。

新人研修でも時間をかけて講義します。

医療ソーシャルワーカーが相談支援の対応をする『理由』『根拠』がアセスメントです。

患者さんに対して助言をするにも、しっかりとした『根拠』があった上で返答していきます。

今回は前半に教科書的な内容を入れて、後半は事例を用いて、「ソーシャルワーカー21だったらこんなアセスメントをする」ということを書きたいと思います。

ソーシャルワーカー21の自論があり、長編になったため、後半は有料記事にします。

ご購入いただけたら嬉しいです😊


アセスメントの概論

ここからは概論になります。

生活モデル

患者さんを支援するにあたって「その人」と「その人を取り巻く環境」「人と環境の接点」に焦点を当てて、『今その患者さんに何が起きているか』を捉えて考えていく。

これは教科書的な話ですが、つまり「人」や「環境」だけに焦点を当てずに、患者さんと環境の間に起きていることに注目します。

それが生活モデルといいます。

以前の資料です

ストレングスモデル

あとは前回の復習になりますが、アセスメントの前提となるソーシャルワーカーの視点として、『患者さんの強さや可能性』『個別性の重視』が大切です。

以前ストレングスモデルという記事を書いたので参考にお願いします。

患者さんの課題を解決するために課題に注目することは必要です。

課題解決が目標になっても、課題ばかりではなく、『強みや可能性』に焦点を当てると課題の解決につながることもあります。

個別性の重視

あと『個別性の重視』については、同じ病気の患者さんに以前こういった支援を行ったから、これから話をする患者さんも同じ支援をしようとするのではなく、目の前にいる患者さんと向き合い、その人だけの支援を考えていくことになります。

患者さんのニーズ

患者さんのニーズについても振り返りしていきます。以前の記事を参考にしていただければと思います。

患者さんが考えるニーズ(希望)が必ずしも解決するべき課題ではないこと、しかし医療ソーシャルワーカーが必要と考えるニーズ(課題)だけを解決していくわけではありません。

患者さんと医療ソーシャルワーカーが話し合い、それぞれのニーズを照らし合わせて、真のニーズ(リアルニーズ)を考えましょうといった内容でした。

あとは私の好きな理論でマズローによるニーズの階層性というものがあります。

命は大切です!!

資料を添付しましたが、簡単に説明してしまうと下のニーズは命に関わることです。

上にあるニーズは「人に認められたい」「成長したい」といったものです。

もちろん大切なことですが、命あってのものです。

先ほど出てきたリアルニーズを導き出す時に役立ちます。

患者さんが第4段階を希望していても、その希望を叶えると第1段階の生命に関わる場合、その支援は行えないです。

患者さんが希望した支援を全部行うことは難しい可能性があります。

優先順位を立てて支援する必要もあります。

何を優先していくかを患者さんと話し合って共同作業で決めていくことになります。

援助のプロセス

援助のプロセスとアセスメントの資料も添付しておきます。

赤字の共同作業が大切です

わかりにくい資料ですが、アセスメントはクライエント(患者さん)と共同か作業が前提になります。


概論のまとめ

前半部分のまとめです。

アセスメントのポイントは、

・医療ソーシャルワーカーが行う相談支援の『根拠』になる。

・人だけに焦点をあてるのではなく、『今その患者さんとその周りに何が起きているのか』を捉える。

・それぞれの患者さん独自の支援を行う。

・患者さんの『強み』や『可能性』に焦点をあてる。

・すべての支援を同時に行ず、優先順位を立てる。

・患者さんと共同作業で、アセスメントを行う。

簡単にまとめて申し訳ございません。

実例のアセスメント

それでは実際の事例(個人情報もあるため簡単なものになります)からアセスメントしていきます。

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