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腸内細菌と私。第1章体が伝えるメッセージ私たちの体に起こっていること

胃腸は生命の根幹


私たち人間は、自然界のなかで生活しています。たとえ、市街地に住んでいても少し歩けば街路樹や公園があり、室内には観葉植物が育っていたり、花が生けられていたりします。そう考えると、私たちの体が自然界の中で生かされているほんのちっぽけな一部分であることがわかってきます。
さて、そんな私たちの体はよく考えると木の構造にとても似ているような気がします。いえむしろ、木そのものだといってもいいかもしれません。人を立っている1本の木にたとえると、頭から足までが木でいう幹であり、そして、横に伸びる肩、腕、手は木の枝にあたります。木も人間もその根幹は中心部にあります。人でいえば、胃腸こそが生命の根幹をなしているのです。
◎環境によって左右される

腸内細菌と私

人も木もその住んでいる場所と回りの環境によって大きく左右されます。動けない木は、環境そのものに全面的に左右されますが、人は動く生きものですから、住む場所も生活環境そのものも変えることが出来ます。脳を通して入ってくる情報、呼吸することでとり入れられる空気、そして口から入る食べ物などによって、体はさまざまに変化します。毎日かかわっている人や出来事から受けとり、影響を受ける感情や心の動きは、喜怒哀楽という見えない形での結果をもたらします。それはまた、ストレスという言葉に置き換えることができるかもしれません。

ストレスから受ける影響

人が生き生きと暮らすためには、適度のストレスが必要ですが、過度のストレスは体に不調を来します。そして生活習慣病(肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症)をはじめとするたくさんの病気が起こってきます。
こうして、やってくるのが、体の中の色々な器官が発信する危険信号、すなわち、痛みや発熱、不快感、発疹、下痢などであり、それが高じると実際にガン、その他の死に至る病に冒されてしまいます。
体のメッセージに注意しよう

◎日々の不調は見過ごしてしまいがち
これまでの病気の治療は、病気を発生させている病原菌を殺せば、すべて解決できると考えられてきました。しかし、いろいろな薬を使って病原菌を殺すことができても、それで本当に健康になったといえるのでしょうか。
私たちはまず、なぜ自分が病気になったのか、その原因をよく考えてみる必要があります。つまり、病原菌が繁殖するような体内環境をつくり出してしまった自分自身をどう改めるのか、ということです。このことにとり組まない限り、問題の根本的解決にはなりません。
病気は1日で発症するものではありません。長年の生活習慣や環境が大きく影響しています。それに気づかないまま病気になってしまう人がほとんどなのです。

つい見過ごしてしまいがちな日頃の体調、それらに注意してみてください。そうすれば体が送っているさまざまなメッセージに気づくはずです。
・なんとなくエネルギーが不足している感じがする。
・気力が出ない。
・何かとすぐ疲れる。
・頭がすっきりしない。
・落ちつきがなく、些細なことでイライラしやすい。
・集中力が長く続かない。物覚えが悪い。
・プレッシャーに弱く緊張しやすい。
・ストレスがたまり、不安感がある。
・よく頭痛がする。
・筋肉がけいれんしたり、つったりすることがある。
・筋肉がかたい。
・すぐ風邪をひく。一度ひくと治りにくい。
・関節に痛みを感じる。
・血圧が高い。
・動悸・息切れがする。心臓に負担を感じる。
・それほど脂っぽいものを食べていないのに、血中のコレステロール値や中性脂肪の値が高い。
・血糖値が高くなりやすい。
 
このように、何となく体の不調を感じる人、訴える人は少なくありません。しかし日常生活は一応続けられるので本人はとりあえず健康だと思っています。現代人はほとんど例外なくこれらの症状を自覚しているか、もしくはそうなる可能性があるといっても言い過ぎではありません。なぜなのでしょうか。

古代米といわれる赤米の穂

ミネラル・微量元素が不足した食事

現代の私たちの生活習慣、ここでは毎日の食事について見てみましょう。
私たちが毎日食べている加工食品や、子どもたちが食べているお菓子やジュースに含まれる食品添加物、塩素殺菌された水道水、野菜や果物の残留農薬や精肉に残留する抗生物質など、日常的に口にしているこれらの物質によって、私たちの体は知らず知らずの間にむしばまれています。

私たちの生活は10万種に及ぶ化学物質と340種類以上の食品添加物によって、常におびやかされています。とくに日本は世界一の食品添加物消費国で、なんと国民一人あたり年間4・2キログラムも消費しているそうです。
かつての日本では見られなかったアトピーや花粉症など現代特有の症状も、その原因として食品添加物や農薬の影響が指摘されています。そのため、近年では無農薬や有機野菜であることをセールスポイントとした農作物が店頭に並ぶようになりました。では、こうした安全性をうたったものだけを摂取していれば十分なのでしょうか。

安全な農作物であることと同じぐらい重要なのは、その作物が本来もっている「力」が十分に備わっているかどうかです。
別な言い方をすれば、注目すべきなのは「ミネラル・微量元素」がどれぐらい含まれているかです。
現代では栄養のバランスが十分とれた食事でも、必須とされるミネラル・微量元素が食材自体に十分含まれていないことが、多くの実験で明らかにされています。

栄養生化学療法で先駆的なアメリカのメリディアン・バレー臨床試験所では、血清・赤血球・白血球・毛髪・血中のアミノ酸を総合的に査定し、そのミネラル値を厳密に測定しました。そこで得られたデータによると、さきほど前ページであげたような体の不調があると訴えている人は、例外なく何らかのミネラル欠乏症であることがわかったのです。

ミネラル栄養学

https://oyakudachi.kenshogroup.jp/nutrition/nutritiondeai/

メンテナンスサプリ
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次回は 腸内細菌と私。第1章体が伝えるメッセージ食養を学んで深まった食への関心◎食材へのこだわり  お楽しみに

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