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09,海底で錆付くメカニカルラビリンス

何かに、迷った。
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シリーズもの9曲目です。
ゲームのラストダンジョンをイメージして書きました。ステージは海の底。海底には見たことのない様式遺跡が広がっている…そんな妄想を形にしました。
以下この曲の物語。
「あの本を触れてからの記憶が曖昧で、、僕はどうしたのだろうか。朦朧とする頭を振りながら目の前を見ると見覚えのある白い石造りの神殿がそこには建っていた。見上げるほど高く、幅は果てしない。御伽噺から飛び出してきたのかとも思えるこの神殿は、どこもかしこもぼろぼろで今は使われいないようだ。
僕は先ほどまで書店にいたはず、なのに今は目の前に神殿がある。読んでいた本の内容を思い出し、深くため息をつくと僕は神殿の戸に手をかけた。…忘れていたままの方が、良かったのかもしれない。」

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