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06,猫雲『システムシラキー』

何かに、迷った。
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シリーズもの6曲目です。
少し激しくもあり、でもやっぱりどこか余裕のある穏やかな曲です。
雲のように宙に浮き、時々姿を現してはあらゆるものにじゃれて暴れていく猫をイメージして書いた曲です。決して本人は気性が荒いわけではなく、単純に遊び盛りなだけなんです。タイトルの"シラキー"は家の愛猫の名前。愛猫のイメージソング(?)その2です。
以下この曲の物語。
「それはまるで霧のように視界を突然遮った。
霧の中に溶けていった景色の向こうから小さくうめくような鳴き声が聞こえる。声は徐々に大きく近く、それは霧の中で形を作り、眼前で手のひらサイズの白い塊になった。白いふわふわしたその塊はさらに形を変え、いつの間にか白い猫になっていた。白猫はゆるりと尻尾を上げ、こちらへ向けて小さくお辞儀をする。
"ここに来る猫以外はかなり久しぶり。初めましてお客様、今日はどのような天気に致しましょうか。"
穏やかな声とは裏腹に、手足の指先からは微かに爪が覗いていた。」

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