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04,ディナイドライフ

何かに、迷った。
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シリーズもの4曲目です。
戦闘曲風です。
前々回の戦闘曲風に比べると、比較的落ち着いたシリアスな曲になっていると思います。
これもかなり昔に作った曲です。
以下この曲の物語。
「しばらく進むと、道の突き当りに比較的大きな建物が建っていた。
正面入口と思われる両開きの扉の上には朱色の光沢ある看板が掛けられている。
文字は読めないが窓越しに見える内装から、此処は宿屋のようなものに思えた。
取手に手をかけると扉は軋み、音を立てながら開いた。

埃臭さが鼻をつく。
室内に入ると、入口の扉が勢いよく閉じた。
閉じる同時に室内の明かりがジワリと点く。
…微かに触れられる感覚を背中に感じた。
驚き振り返ると燕尾服を身に着けた人物が立っていた。
背が高く、近距離に立っている人物の顔は見えない。
視線を上げると首と繋がった古めかしいレジスターが見えた。
よく見るとレジスターと胴体をつないでいる首は木で出来た球体になっている。
頭部が古めかしいレジスターに置き換わった燕尾服の球体関節人形。
こちらを撫でる人形の手つきにほんのり嫌悪感を感じた。」

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