シリーズもの10曲目です。
神聖で落ち着いた佇まいの、それでいてどことなく恐ろしさも感じる不思議な猫をイメージした曲です。深く誰も来ないような水源に住み護る、古い古い猫。
黒猫の可愛らしくも神秘的な姿が大好きです。
以下この曲の物語。
「"知性と蒸気の森"の更に奥、洞窟の奥まった場所に湧水があふれ出す場所がある。そこはコケと蔦植物たちに覆われた、青々とした強い湿り気を帯びた場所。
そこに一匹の黒猫がいた。
"あら猫以外、こんなところまでいらっしゃるなんて"
凛とした佇まいの猫はこの国で見たどの猫よりも大きかった。湧き出し溜まった小さな水たまりの傍、毛繕いをしながら私たちへその大きくて黄色い瞳を向けた。」