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出会えなかった人、出会えなかった感情

いつもお読みいただきありがとうございます。
ひかちゃんままです。

自閉症の子供を産んで
もう11年の月日が経っていることに驚きが隠せない。

1歳半くらいまでは、ちょっと成長の
遅い男の子として何も不安なく育ててきた。

お姉ちゃんも成長が遅く
首座りも、寝返りも、歩くのも1歳半過ぎてからでしたし。
息子の特にゆっくりの成長も気にしてなかった呑気な私。


しかし、歩き始めた頃から
様子がおかしく目が合わない
言葉が退行して
できていたことがしなくなる

これが、障害でないなら何なんだ?


病院に行っても、はぐらかされ3歳までは診断できないようだった。
できることはないのか??


そこから、私は、夜な夜な検索検索。
検索魔となっていました。
療育、ABAと必死に息子を変えようとした。


そのころを思い出すと、辛いことの方が多い。


でも、他の人と違うルートを通らざるを得ないことで

会えない人に出会え 出会えなかった感情に出会えた


というものは確実にあったと思う。
ABAの療育の先生、救ってくれた保育園の先生たち、放課後デイの先生たち
ひかちゃんが何か問題を起こすとき
私が悩む時、相談に乗ってくれた。


ひかちゃんのおかげでいろんな人に助けてもらえた。
「まずはお母さんが元気でいることが大事」
そんなメッセージをくれた療育の先生もいた。


夫が単身赴任の時、
「お母さん、ワンオペで大変だけど大丈夫?無理しないでね」
と気にかけてくれた相談支援の方。


「ひかちゃん、いつもニコニコしていて
私の癒しです」
と言ってくれる小学校の担任の先生。


「ひかちゃんの成長を見て泣いて喜んでいましたよ」
と教えてくれた元担任、そして泣いた副校長先生。


ひかちゃんが、多動で言うことが通じなくて
一番手がかかっている時
預かってくれたおばあちゃん。


マクドナルドに連れてってくれて
並ぶにも一苦労

やっと商品がきて
ポテトが冷めるのを待てずに
食べて癇癪


メガネを吹き飛ばされ
水もこぼされ
走って逃亡だったと聞いた時には


今後、預けるのに躊躇した。



でも、夏休みには大変だったと思うけどそんな素振りは出さずの
預かってサポートしてくれた。


こんなに優しい人で世の中は溢れているんだと
思うとどんな困難でも大丈夫って
ひかちゃんの周りは大丈夫
って自然と思えた。

この道がずっと続いていくことを本気で思うし
ひかちゃんには、そんな人に囲まれて幸せであってほしいと願う。

ひかちゃんは、いろんなことができるようになったんだから
私も、一緒に何か恩返しして生きていきたいと思う




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