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【夏休み早々の悲劇】事故原因の推察と求められる対策

普段、何気に見守っているゴミ収集車

一般的なゴミ収集は、2tパッカー車で1日に回る集積所は150~200ヶ所になる。タンク内に圧縮して収めることができる量は45ℓ袋を900~1,000袋程度で、タンクが満タンになる度にクリーンセンター(焼却施設)で収集したゴミを排出し、集積箇所となる現場とを平均4~6往復しなければならない。当然、のんびり気楽にでは追い付かず、道中は常に「時間との闘い」になる。

交通ルール(法)と物理的な動きや占有面積、急発進・急減速・急ハンドルなど、一時停車してゴミを回収する瞬間を挟んで決して安全とは呼べないギリギリの状況として目に映る。

何事もなければ、公共の仕事だからと一目置いた視線で見守っているのだが。

残念ながら、今回、交差点の左折時に小学生を巻き込むという事故が発生してしまった。

結論的に、なぜ事故が起きたのか?

①左折時に巻き込み安全確認ができていなかった。
②恒常的な時間への焦りで、心の余裕がない。
③先を急ぐ焦りが、様々な省略行為を誘発する。

事故を防ぐためにできたことはなかったのか?

①直接的には、助手席の者が窓から死角を覗き込み安全確認を行う(ドライバーの補助を行う)べきだった。
②小学校の夏休みが始まり、昨日より子供たちが増える危険性を認識できていなかった。
③出発前、始業の点呼時に、夏季休業による小学生など歩行者、自転車の通行の増加を加味して運行するよう通達し周知徹底を求めるべきだった。号令だけでは足らず無責任とも感じるが、ゼロよりは格段によい。

責任の所在はドライバーや事業所だけではない

一事業所としての安全取り組みだけではなく、焼却施設を含めた全体としての運行(受け入れ)時間の緩和により、子供たちへの安全確保を最優先として、巡回収集時の焦りを防止するなどの配慮が必要だ。
事業としての全体工程(下流から上流に至る隅々まで)について、効率化と安全面の両方から議論(総点検)し直していただきたい。尊い命を天秤に掛ければ改善余地は出てくるはずだ。
お役所的な、「この枠の中でお願いします」では何も生まれてこない。

事故を教訓に学ぶこと

私たち一般交通についても、事故から学んで活かさなければならない。
とにかく、心理的な焦り焦燥感を覚える運転や雰囲気が危険である。先急ぎのための端折り行為が表面化し、違反や事故の可能性を大幅に引き上げる。

前向きな好奇心を持って周囲の道路環境や交通状況の変化を観察しながら、安全運転を意識し集中できるよう、常に時間と心の余裕を確保するための工夫と努力、根回しや調整が必要だ。

自身だけで解決できない領域がある場合は、そこにも原因根源の可能性があるとして正す取り組みも必要となってくる。

もちろん、身体的な疲労感(酒気帯びは言語道断)や眠気は運転操作に持ち込まぬよう、日々車の運転時間や頻度に合わせた健康管理も大切な要素だ。

車の運転とは、ただ快適な空間に座りハンドルを握ってアクセルを踏めば走るっていうものではなく、安全な一秒を積み重ねるためのありとあらゆる行動を具体化しなければならない。

こういった側面があるから、「車の運転はドライバーの人格が出る」といわれるのだと思う。

暮々も子供たちには、自らの交通ルール遵守はもちろん、周囲に至らない交通(大人たち)も存在するのだという危機感(この際、不信感も仕方がない)を伝えてあげていただきたい。

<2024/7/25追記更新>
一人で運転兼ゴミ収集だったようで、業態そのもに先ず問題がありそうです。


※トップ画像は画像生成AIを利用して作成したものです。

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