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積ん読note

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あとで読もうと思ったnoteたちの保管庫。積ん読は崩してもお気に入りは再度積んでおくかも。
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2019年11月の記事一覧

デザイン思考は「厄介な問題」に挑むすべての人の力になる(太田直樹)

太田直樹「未来はつくるもの、という人に勧めたい本」 第3回 "Designing With and Within Public Organizations" by André Schaminée 2019年3月出版 『行政とデザイン 公共セクターに変化をもたらすデザイン思考の使い方』 著:アンドレ・シャミネー 訳:白川部君江 ビー・エヌ・エヌ新社 2019年7月発売 ”ほとんどの組織では、あることをしようとすると、たった5分で「それは無理だ」と言ってくる人が3人いる。” ”

【最新版】業界人は知っておきたい日本のスマホアプリゲーム市場規模と推移(2011〜2023)

先日、「なぜスマホゲームのマーケティングは最高に面白いのか?(またはマーケターとして成長できる5つの理由)」というタイトルで、スマホゲーム業界でマーケティングをする魅力についてnoteに書きました。 この中で、「マーケットの規模が大きい(そしてグローバル)」を魅力の"起点"として挙げましたが、「国内のスマホゲーム市場規模と推移」についてまとまった記事があまりなかったので、今回情報をまとめてnoteに書いておきます。 タイトルを大げさにしましたが、プロデューサーやマーケター

ハッカーと画家と私

こんにちは。ANRIの江原ニーナです。 普段PodcastやMediumなどで四半期のまとめや調達ニュースなどファクトベースでの発信はしているのですが、アンリさんをはじめファンドのみなさんのnoteに感化され、たまには私がいま何を思うのかを紡いでみることにしました。拙文(かつ長文)ではありますが、読んでいただけると嬉しいです。 内容 1. 自己紹介 -バックグラウンドと仕事外での私 2. いま何をしているか、何故VCでありたいのか 3. 心に留めていること、芯になっているこ

今あえて、文学の《実用性》を考える。

 文学――今、国語教育に携わる人たちの中で、その言葉が話題になっています。それは、今回の教育改革――大学入学共通テストに象徴される入試改革も含む――のなかで、「文学が軽視されているのではないか…?」という懸念が広まっているからです。  果たして本当に、文学は教育改革の中で軽視されているのでしょうか? そしてもし軽視されているのならば、それは許されることなのでしょうか? 実用文と文学と 文部科学省が発表した『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 国語編』では、国語におけ

僕の理想のデスク環境ができたので自慢させてください。

みなさんのデスク周りはスッキリしていますか? 雑念なくクリエイティビティが発揮できる環境になっていますか? 🤔 👆こんな顔になってしまった方、まずはGo Andoさんによる神noteを御覧ください。話はそれからだ。 思えば僕が机周りを整理しようと思ったのは去年の冬。それまではガラステーブルでオシャレ感の演出にいそしんでいたのですが、ガラステーブルって冬冷たいんですよね。。なので温かみのある天然木のテーブルにしようというところからこの話はスタートします。 せっかくならば

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理系と文系で同居してみた1+2話

編集者はおそろしい精度で感想を伝える──人を編集するということ

人がいちどで理解できる情報量はかぎられている。話し手は聞き手の現状と思考の粒度をそくざに把握し、相手に適した内容と方法で伝える必要がある。11月9日、コルクラボ文化祭2019を締めくくった「サディの虎」で、サディこと編集者・佐渡島さんは、4人の作家から持ち込まれた原稿やアニメに対して公開編集を行った。 4人は出自も状況も、原稿の質も、作品への向き合い方もバラバラだった。1人は大学生で、話を考えるのはうまいが、本気で絵を描くことからは逃げている漫画家。1人は外資のサラリーマン

BUMP OF CHICKENのライブで「生きるのは最高だ」と観客が歌うポジティブアイロニー

以前に、サカナクションがライブで『モス』を演奏し、会場のマジョリティたちに「マイノリティ」と叫ばせていたことに衝撃を受けたことがあった。サカナクションは今一般的にもすごく人気のあるアーティストなんだけど、私はその本質は一般受けというよりはサブカル受けの代名詞だと思っていて、サカナクションが今めちゃくちゃ人気があることをふと考えたときに、ぎょっとすることがあるんですよね。勝手に。そんなサカナクションが、自分たちの性質や強みを加味した上で(想像)、大勢の観客に「マイノリティ」と言