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休むことも仕事のうち!ワーママの「ズル休み」体験談

ズル休みをしたことがない人なんているのかな?

小学校を休んで家族で出かけたり。
大学の講義をデートで休んだり。
仕事をしているとズル休みは難しいけど、1度くらい「なんとなく不調」で休んだことがある人もいるんじゃないかな。




先日私は「なんとなく不調」で仕事を休んだ。

熱もなければ、咳も出ない。鼻水も腹痛も吐き気もない。ただ、頭痛があって体が重かった。

「それだけ?そんなのズル休み!」と言われれば否定はしない。強めの薬を飲んで、仕事に行こうと思えばきっと行けたから。

でも、私は休むことを選択した。限界まで働いたら、いつか動けなくなると思ったから。



基本的には、保育園は仕事の時のみのお預けになる。仕事以外の時間は保育時間にはならない。これはルールだ。保育園で働いている私は知っている。

けれども、自宅で子どものお世話をするのもしんどくて。

「今日、体調が悪くて私は仕事を休むんですけど、子どもたちを預かってもらうことはできますか?」

そう聞くために、保育園に電話をした。



ーーごめんなさいね。ルールだから。

呼び鈴がなる中、まだ聞いていないのに、そう言われた気がした。というか、そう言われることを分かってて、それでもひとりで休む時間がほしくて、諦められなくて電話をかけたんだけども。


「お母さん、仕事復帰してから今日まで大変でしたね。今日はゆっくり休んでください。短い時間でしたらお子様をお預かりしますので、〇時に登園〇時にお迎えでお願いします。」


保育園の主任の先生はそう言ってくれた。
(我が子たちが通っている保育園は、保護者が仕事休みでも事情がある場合は、短時間のお預かりを行っていた)


それまで薄い空気の世界で苦しい呼吸を繰り返していた私の体に、たくさんの酸素が行き届いた感覚がした。耳の奥から痛む頭痛が、ほんの少し和らいだ気がした。


ママでも休んでいい。
ワーママでも休んでいい。


そう言ってくれた気がした。
復職してから、眠る以外に休むことに集中できた時間がなかったのかもしれない。




短時間だけど、ひとりでしっかり心と体を休めた私は、しおれた花が復活するかのように元気になった。頑張るために活力を得た。

倒れる前に「休む」という選択肢が取れたことを私は「よくやった!」と誇りに思っている。

もちろん、そこには仕事が休みながらも子どもたちを預かってくれた保育園、私の休みを受け入れてくれた職場に迷惑をかけていることはわかっている。

受けた恩は保育園にも職場にもしっかりお返ししていきたい。

鬱になったママ、過労で倒れたママを知っているからこそ、その前に休むことを提案したい。迷惑はかけてもいい。元気になったら人の迷惑を笑顔で引き受けられればいいもん。

「ずる休み」も悪くないよ。(大きな声では言えないけど)





明日もいい1日になりますように。


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