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鬱々とした日々の希望は大切な人からの幸せなニュースから【エッセイ】

現在、自分の身の回りがばたばたしていて、かつうまくいかないことばかりで落ち込む日々が続いていた。頑張るエネルギーも枯れてきていた。

そんな私のところに1件の連絡が届いた。20代の頃、とても仲良くしてくれた先輩が妊娠し、安定期をむかえたとのことだった。私は先輩がやっと掴んだ幸せに涙が出るほど嬉しくなった。そして、心からそう思える自分がいることに安心した。



最近の我が家は一言で表現すると、あまり良くない空気が漂っている。
3人目問題を口に出したら夫婦間がピリついたし、旦那さんの事業はうまくいっていない、私の在宅ワークへの挑戦もうまくいっているとはいいがたい。子どもたちの保育園入園はせまっていて、面談や健康診断などで忙しく、なんだか気持ちが落ち着かない。私の復職の手続きは膠着状態だ。

人のことをうらやむ時間が増えてきたと感じている。
「もし、私が不妊治療で仕事を派遣に切り替えることがなかったら」
「旦那さんの事業がうまくいっていたら」
「実家の近くに住んでいたら」
「保育士の給与が悪くなかったら」
頭の中に浮かんではすぐ消える、たくさんも「if」。今も十分幸せだと言えるはずなのに、よそを見てはうらやましいという気持ちがむくむくとわきあがる。そんな自分にほとほと嫌気がさしていた。


そんな私の中に飛び込んできた、幸せいっぱいのニュース。大好きな先輩の待望の赤ちゃん。私の中の鬱々としていた私はぎゅぎゅっと小さくなって、先輩の幸せを心からお祝いしていた。そんな自分に嬉しくなった。


人生、当たり前だけど、ずっとうまくいくなんてありえない。何やってもうまくいかないときは、本当になにをやってもうまくいかないし、そういう波があっても仕方ない。
先日、時短家事のために購入したドラム式洗濯機も設置できなかったし、提出したライティングテキストは私のものは不採用になるらしい。4月から復帰予定の職場は希望のシフトが通らなかったし、在宅ワークの仕事のうちの1件は3月で終わりになることが確定した。それでも、そういうタイミングだって割り切っていくしかない。
大切な人の幸せを喜べないなんて嫌だから。でも、私は自分の心に関して弱虫だから。大切な人の幸せにあやかって自分の気持ちをポジティブにセットし直すよ。


先輩、妊娠おめでとう。もうすぐ、先輩とママ友になれると思うと、今のうまくいかない毎日もまだまだ頑張れるはずって思えるよ。
鬱々としていた自分を切り替えるきっかけをくれてありがとう。
元気な赤ちゃんが生まれますようにと、祈っているよ。



明日もいい1日になりますように。



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