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「アレルギーだから、だめ」と思い込んでいたのは私の方だった【子育てエッセイ】

我が家の第二子ちびにーくんは、アナフィラキシーショックを起こすレベルの小麦アレルギー持ちだ。

他にも、卵、ダニ、ハウスダストなどのアレルギーもある。



子どもが喜びそうな市販のお菓子はほぼ食べられない。
クッキー、ビスケット、スナック菓子、アイスクリーム、ケーキ。時にはおせんべいでもアレルギー表示に小麦があるくらいだ。
レトルト食品も食べられないものが多い。
スーパーで味付けされて焼くだけでOKなお肉やお魚も食べられないことが多い。

食べられのは、私が調理したものくらい。



「あれもだめ」
「これもだめ」



食品のパッケージを毎度確認するのもちょっと手間だし、「ああ、これもだめなんだ」と思うのも嫌で、新しい食べられるものを探すことをやめていた時期があった。




「シャトレーゼにアレルギー対応のケーキがあるって聞いたよ」
と、私の母からの連絡がきた。

私は何度もシャトレーゼに行ったことがあるし、きらきらのおいしそうなケーキの中に、小麦と卵が不使用のものを探したことがある。成分表も確認した。そして「ああ、やっぱり食べられないんだな。」と結論づけていた。

シャトレーゼにアレルギー対応のホールケーキがあることを、ちっとも知らなかった。



アレルギーの当事者なのに、知らないことはたくさんある。
食べられないと思っていたものでも、食べられるように企業努力をしている商品もたくさんある。
ただ、それが、アレルギー当事者のもとに届かない、届いていないのは悲しい。


また
「あれも食べられない」
「これも食べられない」
と思うかもしれない。



それでも、食べられる選択肢を探し続けることを、母親の私がやめちゃいけないね。

そんなことを思った連休だった。




明日もいい1日になりますように。

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