脆弱な夢
哲学?生き方?家族のあり方、国家の在り方ー
セカイについて 環境について 人類についてー
それらに思いを馳せ、理想を膨らませることは
人間に内在された、すばらしい本分の一側面だろう
だけれども、世の最も厳しい側面を知らないならば、
目を逸らして空想を展開しているならば、
立ち向かったことがないならば、
そして、おそらく彼らは無いのだが、
すさんだ人間が、潜在意識的に彼らを見る目は
夢と妄想に逃げ込んだ弱者
戦う必要性のなかったお気楽人間
脆弱なNerd
そして最大の問題は、
彼らが美しくも、力強くも、優しくも、未来も、感じられないことであり、
彼ら自身が、毎日鏡や写真や動画で自分を見たときに、「あれ・・俺情けないかもしれない」と思えないことであり、それらを感じ取れないことそれ自体だ。
もし本当に自分と向き合っていれば、そんな軽薄な哲学が
生まれるわけがないのだよ。
常々言っているだろうよ、違う生態系に飛び込めと。
交わらなくても染まらなくてもいいから、
安全が確保される準備をしてからでもいいから、
そんなに長く付き合わなくてもいいから、
同族の群れを離れて、異族の群れに近づいてみろ。
どんな能力があろうが悪い事をしなかろうが関係なく、圧倒的に不利な立場
構成員からの優位を前提とした調子に乗った見下げて品定めするような目線
そこにこそ、人間の醜悪さのほぼ全てが詰まっているのだから。
そうしたら今の人類が抱えた問題の中心がどこにあるか嫌でも分かる。
哲学者に必要なのは、哲学のお勉強じゃなく、人生でたった1回でいいから、黒人のラッパー集団に飛び込むことだ。
場末の飲み屋に入り、格闘技のジムに入会してみることだ。
もう一つ必要な体験は、人生に希望の欠片さえ持たない人間を知ることだ。
悪口と自己正当化と、すり替えと切り取りと、捏造と消去と、
強いものに寄生して、弱いものを痰壺として使う
自己の安全と利益を確保するために空気と人を読んで付き合う
荒んだ人間の原理を知ることだ。
場末で起こっていることと、省庁や国単位で起こっていることに
その原理において何も違うところはない。
資本主義が、、経済成長が、、新しい社会が、、教育のカタチが、、
環境が、、資源が、、途上国が、、戦争が、、貧困が、、
文化が、、伝統が、、家系が、、
命が、、自殺問題が、、
ちがうちがうちがうちがう・・全っっtっ然、違う。
それはね、語る規模を大きくして、その表面を議論して
頭を、均した一般化概念でいっぱいにすることによって、
生身を捨象することによって、問題から逃げてるだけだよ
行政や大企業が、行動決定する際の話題なら百歩譲ってまだわかる。
それはそういうことをすべき機能としてあるから。
でもほとんどの場合そうじゃないよね?
ただ、本当の厄介な問題から逃げたいからだよね。
毎日のように身に覚えがあるでしょ?もう一度書くよ?
悪口と自己正当化と、すり替えと切り取りと、捏造と消去と、
強いものに寄生して、弱いものを痰壺として使う
自己の安全と利益を確保するために空気と人を読んで付き合う
それらの病理がもたらすものは、
身を守るために集団を形成し、
その集団は排他的であることでエネルギー確保をする構造を持ち、
それらが互いを脅かしあい、風通しを悪くし、
それらが悪しき群れの形成を促進する負のサイクルを生み、
人と集団が存続して利益を確保するために、表看板をきれいに保つから、
病的に乖離した建前と本音が世にあふれ、
そこにさらに、稼ぎたい、有名になりたい、組織を大きくしたい
などの事情も参戦し、競争が行われ、
それらがこんがらかって、撮っ散らかった社会で、
学問や、仕事や、家庭や、情報 すべてに食い込んでいて、
わけが分からない中で、それでもなお、今日を生きなければならないから、
またみんな、今日も、自分の半径何mで
悪口と自己正当化と、すり替えと切り取りと、捏造と消去と、
強いものに寄生して、弱いものを痰壺として使う
自己の安全と利益を確保するために空気と人を読んで付き合う
これ繰り返す。 そして問題がなくならない。
分かったかな?
それが問題の本源だと、骨の髄まで分かってから、
まだ夢を見れるようなら、それは本物だよ。
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