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高価なApple端末を最新版で費用を抑えて使う|AFSとは!?

先日、以下のTweetを発見しました。AFS(Apple Financial Service)というサービスを使うと新品のMacBook Proを安価に利用できるというツイートです。

このツイートを見るまではあまりAFSについて知らなかったのですが、確かに画期的と感じました。

一方でApple Financial Serviceのサイトを見ても、何も伝わらなかったりまたITの知識と会計の知識が必要だったりするのでなんとなく良さそうとまでしか思えなかったため、深堀りして何が違うのかを整理しました。

そもそもPCの調達方法とは

PCの調達方法の方法、①BYOD、②購入、③リース、④レンタルにおおまかにわけられます。

①BYOD
従業員が普段使っている端末を利用することです。
私物端末を使うため、会社側の負担は減りますが管理できないことが多くなるためセキュリティ対策などを別途行う必要があります。
②購入
PCメーカや小売、代行会社から購入することです。会社の場合、従業員の人数分購入しなければならないため、大きな金額が必要になります。
③リース
リースは、中長期でPCを借りることです。PCを会社で所有しなくてよく、月払いなどにできるため、費用を平準化できます。
④レンタル
レンタルはリースよりも短期間でPCを借りることです。短期間なためリースよりも費用はかかりますが、より柔軟にPCを使うことができます。

2年でPCリプレイス

2年でPCをリプレイスするかは企業によって異なりますが、AppleのMacbook Pro,WindowsのSurface,GoogleのChromebookの最新モデルはだいたい1年〜2年くらいのスパンで発売されています。そういう意味で、2年ごとにリプレイスをかけるというのはあります。携帯電話も2年縛りのプランだったりするので2年というのは感覚的に持っているのではないかと思います。

PCの減価償却とMacbook Pro

パソコンは価格帯別に償却方法が違います。
10万円未満のパソコンは資産として扱われず、購入代金は消耗品費として一気に費用計上されます。10万円以上・20万円未満のパソコンであれば原則として3期に分けて均等に減価償却されます。
ただし、多くの中小企業の場合、2022年3月31日までの特例で、1台30万円未満・年間合計300万円以下であれば購入した年度に一括して償却できます。
そして、30万円以上のパソコンは4年または5年で減価償却されます。

【参考】パソコンの減価償却方法|価格帯によって違う償却方法まとめ
https://hoken-kyokasho.com/depreciation-pc

Macbook Proの場合、最低約15万円でCPUの増設やメモリ増設、サイズが大きくなると20万円〜30万円を超えるものもでてきます。基本的には、3〜5年で減価償却されることになります。そのため、会計処理上費用計上を3〜5年でしなければいけないにも関わらず2年で新しいPCに変更すると差分の1〜3年分、費用計上できなくなってしまいます。

AFSは普通のリースと何が違うのか。

AFSは、リースにあたります。AFSが優れている点は、人の出入りや最新スペックの購入を柔軟に変更できる。

一般的なリースは、長く使うことを前提に月々の金額が安くなるため、柔軟に変更するのが難しくなっています。それだと、人数の増減や会社のビジネスモデルがITよりになりIT化が進むような場合に対応が難しくなります。

Appleが柔軟にデバイスの変更ができるのは、Appleの製品のブランド力や品質、市場の需要から中古でも値段が落ちないという点にあります。

AFSによる効果

企業の規模やPC調達方法によっても異なりますが、一定コストを抑えることができる方法のようです。

デメリットもある

こちらのツイートによると、納品に時間がかかるということもあるそうです。時間がタイトな場合は適していなそうです。あらかじめ需要が予測できる新卒の入社や一括切り替えのタイミングだと有効そうです。

まとめ

会社の規模やPCのリプレイスタイミング等によりますが、非常に良さそうなサービスです。情報が断片的なので結局はAppleに問い合わせするのが最も早いかもしれません。引き続き、情報のアップデートを行っていきます。

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参考にさせていただいたTweet

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