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DKIM(ディーキム)の設定と確認

情シスをやっているか、メール配信業務をしている方でないとあまり馴染みがないDKIMの設定から確認方法を解説していきます。

DKIMとは

DKIM(ディーキム)とは、Domain Keys Identified Mailの略で、メールが誰が送ってきたのかを署名する仕組みです。DKIMを設定しないとメールがブロックされてしまう可能性があり、届けようと思ってメールを送っているにも関わらずメールが届かないという自体になってしまいます。

DKIMの構成

セレクタ._domainkey.ドメイン名で構成されます。例えば、dtest._domainkey.example.comのような形になります。

ドメイン名の部分はサブドメインも設定可能です。

DKIMの設定

DKIMは、DがDomainの略ということもあり、DNSに設定します。お名前.comやGoogle Domains、Route53など現在ドメイン管理しているサービスで設定しましょう。

設定方法

基本的には、DNS設定なので、レコード名、レコードタイプ、TTL、値に適切な入力をすれば完了です。

  • レコード名:セレクタ._domainkey.ドメイン名

  • レコードタイプ:TXT

  • TTL:メールサービスによって異なる(※3600秒くらいで様子見)

  • 値:DKIMのタグを記載する

値の設定

  • 設定する項目は基本的に3つです。

v:DKIM
- DKIMであることを指定します。

k:RSA
- 鍵の形式を指定します。RSA固定です。

p:公開鍵
- DKIMを設定するにあたり、公開鍵が必要になります。

"v=DKIM; k=rsa; p=【公開鍵】"

設定後の確認

設定後は、しっかりと設定できているか確認しましょう。確認するには、dmarcian.comというサイトがおすすめです。

dmarcianの画面

確認手順

  1. Enter Domainのところにドメイン名

  2. Enter Selectorのところにセレクタを入力しましょう。

  3. Inspect DKIMをクリック

クリック後、成功か失敗か判断してくれます。

成功パターン

DKIM成功パターン

失敗パターン

DKIM失敗パターン

上記が完了していても、DKIMの設定がされていない場合は、1日ほど待ってみましょう。反映まで時間がかかる場合もあります。

まとめ

メルマガの配信は、売上に影響する部分です。メルマガの配信のためにサービスを使っているとDKIMの設定を要求される場合があります。その際は速やかにDNSに設定して署名されているメールを送りましょう。

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