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きょうだい構成と、恋や愛。

よく言われること。

長子と末子は相性がいい。

また、その逆パターンも。などなど。


なんでかな、

やっぱり

上は下を守る

下は上を頼る

みたいな

もはや性善説か、のような

なんだか曖昧なイメージのもとで

方程式ができているんじゃないだろうか。


ここ最近、よく考える。

「自分にはどんな人が合っているのか?」

友人との話題でも、よく上がる。


私は末っ子で、姉がいる。

父親はひとりっ子、母親は3人きょうだいの末っ子。

なので、いとこたちと集まっても

いつだって私は一番のちびで、お子さま扱いだった。

そんな環境を疎ましく思ったこともたくさんあったけど

でも、いつまでも子供扱いをされるということは

大人の中にいる心地よさ、みたいな

甘えられる安心感のような

そんな居心地の良さがあったような気がする。


私の夫は長男。

歳の離れた妹がいる。


長男(夫)×  末っ子(私)


ここだけみると私たち夫婦は相性が良さそうに思う。

でも、困ったことに

現状は、おそらくあまり相性が合う感じではない。


それは、時々ふと現れる。


私は、だいたいどんな時にも

甘えたい!甘えたい!

という欲求があふれている。


でも、それと同時に


いつでも褒められたいし、

いい子って思われたいっていう

八方美人的な

ほぼ無意識に

全方位いい子ちゃんを演じてしまう自分もいたりする。


大人に囲まれた子供時代に

周りを観察する癖、褒めてもらうための術を知ってしまったのかもしれない。


目の前にいる相手が

甘えや癒しを求めていると察知したらば

即座に「自分甘えたいモード」をフリーズさせ、

相手の欲するものとなるよう

「ものわかりいい子ちゃん自分」を演じる。ということをする。


でも、それは

本当に自分のしたいことではなくて、

あくまで

「褒められたい、気に入ってもらいたい」

というヨコシマな願望からの

いわばニセモノの自分。


だから、相手が「求める像」に徹した後に

褒めて欲しい欲求が満たされないことが続くと

そのうち

愛情に翳りを感じる。

そうして

わたしはもっと甘えたいのに!

と、それが叶わない状況を自分自身で作ったにも関わらず

自分勝手な相手批判に走ってしまう。


こうしてみると

わたしの恋愛は本当に自分勝手なんだなあと

改めて思う。


その恋愛を形作る、肝心の始まりの時期に

「わたしはあなたを全力でサポートします!

ワガママなんてちっとも言わないよ。」

みたいな理想像を演じて

その恋愛のカタチを自分で作り

その中に相手をひたひたに浸しておいて、

後になって

実は我慢してました。不満だらけです。

なんて、困ったもんだと自分でも思う。


夫は、まさにその被害者かもしれない。


付き合い始めた頃から

新婚当初、最近まで

夫の望む「理想のパートナー」を演じてきた。

いや、もはや

「演じた」という意識は私にはなく

気付くと、相手の理想に応えようと

自分より相手を優先して動いていた。


いつだったか、

夫と一緒に私の実家に帰省したとき

自分の家族に囲まれた私は

知らない間に子供時代の甘えモード全開の自分に戻っていた。

それを見た夫が

「いつもしっかりしてるけど、やっぱり"妹"なんだな〜って感じたよ」

と言ったことがあった。

多分、それが私の本来の姿であり、

「ありのまま」の自分なんだと、私も思った。


ただ、日常の中でわたしは上手く自分を解放する術を知らない。


そんな中で、夫はどんどん自分優先で行動するようになり

(そりゃそうだ)

私たちの間で

「頼る、頼られる」の相互利益の循環が偏り始め

結婚5年目の昨年末、

いきなりの

「家を出たい」

と、こんなこと言えるんだな私と

自分もびっくりの爆弾発言をすることとなった。


たぶん、長男である夫は

本来なら「守る」ことを知っていたのだと思う。

妹を思う「兄の思い」も。


でも、人間は環境に順応する。

たぶん、私が彼を変えてしまった。


幼い頃、お兄ちゃんっていう存在に憧れた。

なんか、強くて優しくて

無条件に自分を守ってくれるみたいな

少女漫画的王子さまみたいな存在に。


大人になった今でも

やはりそんな存在に憧れている。


でも、長男でも次男でも末っ子でも

自分が相手に「どう接するか」で

関係性は変わっていく。


自分に合う人って、

ありのままの自分でいられる、いさせてくれる

っていう人なんだろうって思うんだけど、

やっぱりその前に

自分自身をどうやって解放するのか

その方法を知ることが大事で、

今の私にはそれが課題なんだなと最近ようやく気が付いた。


難しいけど、

そうしないと、この先どんな人と恋愛をしても

きっと変われないし、変わらない。


年末の「家出宣言」が

何もなかったかのように日々が過ぎていて

一時の不満爆発「嫁の迷い言」って

夫は思ってるようだけど

私の心の中の「独り立ち構想」の火は消えていないし、

密かに「新居」も探してる。


今、ちょっとした迷子。

人生の、恋愛の。


人生いろいろなのね、そう感じたままに

書き綴った日記。


結局は、すべて

自分次第。

そう気付けただけでも

半歩くらいは前に進めたのかな。


もう半歩、すすめるように頑張りたいな。









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