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お願い上手は、たくさんの幸せを繋いでいく



夜10時からのパーティーに誘われて…


ある日、「ななか~10時からパーティー行くよ!」
と、友達が誘ってくれた。陽気な人たちが自由に集まるパーティー。でも、次の日、8時から仕事がある。

「う~ん。」

こういうとき、頭を悩ませる。

なぜなら、睡眠が6時間確保されないと、次の日に頭痛と戦うことが目に見えているからだ。そして、ネオンに包まれた光と大音量の音楽は、夜が来ていない錯覚を起こすので、朝まで起きずにいられなくなる。睡眠不足のまま迎えた朝は機嫌が悪くなり、その後に罪悪感を抱くことも予想できる。

「みんなに会いたいし、行きたい。でも、明日8時からあるよ~」と渋っていると、「若いんだし、余裕じゃーん」「今日だけだから。毎日じゃないよー!」と言われる。確かにその通りである。そして、彼らの気持ちも分かる。だから

「ぬ~~~。」と、
なんとも言えない気持ちになる。明日、世界が終わるならいいのだけど、このまま未来が続くのなら、不機嫌な朝を迎えたくないよー!が正直な気持ちだからだ。

☆|「頑張って行く」か「極端に行かない」の二択


睡眠と刺激。人よりも周辺環境に影響を受けやすいタイプだと自覚している。食事も、住まいも、関わる人も、住む環境も、宇宙に浮かぶ天体の動きも。ささいなことも、私にとっては大きな影響を与えることがある。

自分が小さな変化や周りの環境に影響されやすいタイプだと気づく前までは、誘われたら頑張って行ってたり、夜遅くまで起きようとしたり、社交的な場に足を運んでみたり、もしくは極端に行かないという選択肢を取っていたけど、どちらにしても後味が悪く、自己嫌悪に陥いることも少なくなった。

☆|自分の幸せファーストは、周りの幸せにもなる

でも、あるとき、「いや、待て待て。次の日に私がアンハッピーになる姿を誰が見たいんだ。その場を断って、お家で睡眠をたっぷりとって、次の日ハグして、ご機嫌でいたほうが、私にとってもみんなにとっても幸せだ。」と、思うようになった。私の幸せファーストで、その次にみんなで感じる幸せを考えたほうが、自分も周りも幸せになると気づいた。

以前までは「私はそういう社交的な場には不向きだ」と結論づけていたけど、夜遅くまで活動的で、たくさんの刺激を浴びると、次の日の調子が悪くなりやすいだけで、そうならない条件さえクリアすれば、私も楽しくその場所にいられることが分かった。

例えば、パーティーは仕事が次の日ない曜日で、できる限り日程調整をするとか、誰かの自宅やリラックスできるchillなお店にしてもらうとか、開始時間を早めてもらうとか、帰りの車を誰かにお願いするとか。こんな提案ができれば、私もみんなも楽しめる選択肢が見えてくる。

☆|これまで、提案やお願いが苦手だった理由

なぜ私がこれまでできなかったのか、というと、その「お願いをすることが苦手」で、お願いは相手に迷惑をかけるという思い込みがあったから。「自分が我慢をする」か「断る」の2つの選択肢しか取れなかった。お願いをすると、相手を怒らせてしまうかもしれない、不機嫌にさせてしまうかもしれない、と思っていた。

その根底には、「お願いをすると、相手が不機嫌になって私の元を離れるかもしれない」といった怖さがあった。幼少期に、私が「あれやりたい、これやりたい」というと、母が明らかに不機嫌になっていたので、いつしかお願いをすることは相手を不機嫌にさせるという思い込みを抱くようになった。だから、これまで人にお願いをすることを苦手に感じて、全部自分でやろうとしたり、極端に「やりたくない」と避けていた。

でも、どうだろう。仮に「お願いをすることで、自分も周りもハッピーになる」と思えていたとしたら。

さっきのパーティーの話で例えると、私が「誰かのお家でパーティーをしようよ~」と提案したときに、メキシコ出身のシェフの友達が「じゃあ、メキシカンパーティーをしようよ!」と、自国の料理を振る舞ってくれるかもしれない。滅多に食べることがないメキシコ料理に、私たちの視野は広がって、世界を旅したくなって、日常で世界地図を頭に浮かべながら過ごすかもしれない。喜んで食べる姿にシェフも「みんながこんなに喜んでくれるなら、よし。この国でメキシコ料理を出してみようか」とワクワクした気持ちになるかもしれない。

最後に…

ひとつの提案で、こんなに変わる。そして、結果的に私も周りもハッピーになっている。す、すごい、、、。

周りにそんなワクワク製造機さんがたくさんいるので、彼らの行動を真似しながら、幸せを繋いでいきたい。ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

よい夜を🌛
Have a good night

nanaka

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