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巣鴨地蔵通商店街をゆく(東京)

聖地巡礼
ここが「おばあちゃんの原宿」と呼ばれるようになってから、もう40年近くたつらしい。本家の原宿駅舎が生まれ変わる一方、こちらの原宿はどうなのか。王道といえばあまりに王道。しかし、ここに足を踏み入れないわけにはいかない。
というもっともらしい理由を付けつつ、あふれんばかりの興味本位とひとかけらの良心を携えて、巣鴨突入です。クレープ屋さん、どこかなっと。

この商店街ですが、JR巣鴨駅からちょっと歩いたところにあります。金ぴかのゲートがお出迎え。「巢」の字が喪黒っぽさを醸し出しています


おばあちゃんの原宿といわれるだけのことはある。仲の良いご婦人ふたりぐみを見つけました。来る前は「おばあちゃん推しすぎだろ、おじいちゃんも見てやれよ」と息巻いていましたが、実際に訪れてみるとホントにおじいちゃん見かけないな。なんでだろ。


「ミセス衣料 大坂屋プラザ」さん。当然ながら、こういう洋装店が目白押しです。値札も目を疑う安さ。価格破壊の街。


実はかなり昔、巣鴨に一度きたことがあります。これはその時の写真。大坂屋さん健在です。


昔の写真その2です。SALE金額がヤバイ。ワンコインとは……。


――ふたたび時計を現在に戻し、探索を継続します。ズボンっていう単語も久しぶりに聞いた気がする。パンツの専門店かな。B-three的な。本日は残念ながらお休みでした。


この街はカラオケが多い。やっぱりおばあちゃんたちが集まると、自然発生的にカラオケ大会になるのかね。でもデュエットの伴唱(どうも中国語らしい)ってことは、おじいちゃんも来るんだ。


昔の写真その3。調べたらこのお店は現在も営業しているみたい。今日はうっかりチェックし忘れるというイージーミスをおかしてしまいました。


原宿の名を冠しつつ、この商店街にはカトちゃんケンちゃんのタレントショップはないわけですが(もう本家にもねぇか)、コロッケのお店がありました。


なんでこの表情。いや、コロッケといえばこれだろうけど。食品扱っていい顔じゃないだろ。


しばらく歩いて、とげぬき地蔵尊に到着。以前に来たときはもっと地味な印象だったのに、結構立派なたたずまいです。


時代だね。お寺さんからも禁煙を持ちかけられるとは。しかし、ここに参拝に来られている方々はみなさん結構なご高齢なので、もういまさら禁煙しなくてもいいんじゃないかと思いますわ。


そんななか、常香炉からはもくもくと(ありがたい)煙が


結構な人数が参拝に訪れていました


相談所も併設されています


ふたたび商店街に戻る。しかし、ここホントに長い。シニア向けのお店がほとんどだけど、それが延々と続いていく


還暦3点セットも売られています。写真館とかでレンタルするものかと思っていた。


ここが有名な赤パンツの店。なぜか知らないけど、意外と流行っているんだよね。マルジさんいわく、「イタリアではクリスマス・年末の赤。 アメリカではバレンタインデーの赤。世界中で赤は幸福と健康のシンボルです」とのこと。なるほどわからん。


ぜったいにお宝が眠っていそうなおもちゃ屋さんもある。こち亀だと「こ、これは……」という逸品を見つけた両さんが、親切を装いつつ全力で買い叩きにいって、店の婆さんから胡散臭そうな目で見られるパターンだな。


このあと用事があったため荷物を増やすわけにいかず、残念ながらおもちゃ屋を後にする。帰りしなにお香を買ってきました。いま焚いているけど、いい香りです。


久しぶりに訪れた巣鴨だったけれど、びっくりするほど変わっていなかった。いやね、新しいお店はできているんだよ。最近のチェーン店とかもあるし。でも、全体を覆っている空気というか、ゆるーい雰囲気がずっと続いているんだよね。
年末になるとまた違うのかな。


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