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記念艦三笠をゆく(神奈川)

東京湾の西の入口、横須賀市。まだ暑くならない今のうちに、このエリア(のごくごく一部)を味わってやろうぜという企画の第1弾です。
今回は記念艦三笠をお行儀よく見学します。


ということで、やってきました、横須賀へ


今回、いろいろワケあって旅行会社のツアーに参加しております。日露戦争であのバルチック艦隊を撃退した戦艦三笠の雄姿をひとめ見ようと集った仲間たち。年齢層はやや高めであります


出発まで時間があったので、駅前にあった黒川さんの作品を鑑賞します
黒川晃彦さん、みなさん当然ご存知でしょう


横須賀の駅前には3体もあります


では、出発。防衛大学校の学生さんに遭遇。これがフツーの光景というね


15分ほどで見えてきました。今回の目的地、記念艦三笠です


三笠をバックに東郷元帥の銅像をパチリ


ん? 何かある。東郷平八郎っぽいパネルと、その横に解説文が。どれどれ……


自転車を立てかけると、三笠をバックに東郷元帥が自転車に乗っている写真が撮れるという……なぜなのか? 意図がまったく理解できないが、まぁとにかく厳しいアトラクションなのはわかった


本日のスケジュール、まず三笠で昼食(海軍カレー)です。通常は立入禁止エリアですが、今回は特別に許可をいただいておりますので、ではまいりましょう(ブラタモリ風に読んでください)


豪華な部屋にはすでにカレーが用意されています。赤じゅうたんにパイプ椅子。時代の邂逅、アンビバレントな香り


これが海軍カレー。おなかペコペコなので、いただきまーす


保存会の方に三笠の歴史などを解説していただく。天井の梁とかには鋲(リベット)がうち込まれている。当時は溶接の技術がなかったので建造から修復からすべて鋲でおこなっていたらしい


みんなで海軍カレーを食べつつ、大画面に流れる三笠の歴史映画を鑑賞するという、非常に難易度の高い企画。演出は警察24時をほうふつとさせるオーケストレーションにあおられつつ戦闘がめまぐるしく展開するというもの。でも、思いのほかストーリーがわかりやすく、頭に残った。


食事を終えて自由時間となり、各自で艦内見学。こちらは三笠お掃除ロボットでしょう。当時の最新技術の粋を集めて建造された戦艦三笠。内部はかなり広く、あちこちに見所があります


まずこれでしょ。メダリオンは定番だからね


このタイピンはかなりハードル高いファッションです


Zippoのトーゴーターンも、この夏かなり気になるアイテム


ご当地キューピーもいました。三笠くんイイネ。この子でしょ、「艦これ」って?


船の模型もある。素人には全部おなじに見えるんですが、それぞれ違いがあるんだよね。シルエットで船の種類を見分ける訓練もあるとか、昔どこかで聞いた記憶がある。すごいね


そしてこのプラモデルが大量にある……モデラー歓喜! 彼らにとっては天国かもしれない


なんとVRで海戦を体験できるスペースもありました


ヘッドマウントディスプレイを装着してスタート。そこまで精密描画ではないものの記録上の戦闘シーンをなぞって話が展開するため、さきほどの食事中に聞いた説明と相まって結構面白い


ちびっこ用の展示室もあり、そっちにはシミュレータがあった――


――んだけど、大きなお友だちに占拠されている様子。ゔ~む。


ここホントに広くて、ぜんぶ真剣に見ながら回ると1日あっても足りないかも


エンタメ系の展示以外にも、当時をしのばせる道具もたくさん残されている。三笠では水兵や下士官は部屋の割り当てがないのでハンモックで寝る生活だったとのこと。外洋に出ている間ずっとこの生活というのは、われわれには信じられないくらいの厳しさだったんだろうなと思わされます


あれこれ見て回っているうちに集合時間が近づいてきました。名残惜しみつつ出口へ向かいます


ありがとうございました。またいつかお伺い致します。敬礼ッ

つづく