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結婚と仕事

こんにちは、じょぜです。
私はこのnoteを始めるほんの少し前に婚姻届を提出しました。
そして1年が経った今年の5月、結婚式を挙げました。

結婚式を終え、私たち夫婦でたくさん相談した上、私は公務員を辞め、現在は小さな設計事務所で働いています。

転職だらけな私ですが、いつも私らしく、後悔のない選択をしています。
私らしくだけでなく、きっと『私たちらしく』少しずつ道を進んでいるのではないかなと思っています。

そんな私の結婚から転職までの出来事を、ここでちょっぴりお話ししていきたいと思います。

1.私たち

私と夫は同い年で、大学1年生の時、ビッグバンドの部活で出会いました。

しかし、付き合い始めたのはそれから4年後…

私が大学を卒業し就職してから、夫は大学院に入ってからのお話です。


当時、私はビッグバンドを半年程で辞め、その後は吹奏楽の部活に入りました。

夫は、ビッグバンドと吹奏楽を掛け持ちしていましたが、私と入れ違いのタイミングで、吹奏楽を辞めました。

それからというもの、それぞれの部活で人手が必要な時に、私は夫を、夫は私を、助っ人としてお願いし合うという不思議な関係が生まれました。

大学卒業後は、ギターと鍵盤ハーモニカを持って、2人で小さなアコースティックバンドを結成し、カフェで演奏したりと、気が付いたらそばにはいつも夫が居ました。


大学卒業から1年近く経った時、夫からの告白でお付き合いすることとなり、月日が流れ、今では家族となりました。

こんなにお互い頼り合い、身近に居る関係であったにも関わらず、2人ともそれに気がつくまで4年以上もかかってしまいましたが、お互いの大切さに気付かせてくれた夫に、心から感謝しています。


2.遠距離生活と結婚

夫は大学院を卒業し就職した後、仕事の研修期間ということで、2年間の長期出張が始まりました。

これに伴い、私は関東、夫は九州という飛行機が必要な距離で、遠距離生活が始まりました。

しかし2年目が終わる少し前に、あと3年出張が延びてしまうと夫から言われました。

この延期は夫が仕事の経験を積みたいと自ら志願したということもあり、私も応援したい気持ちでしたが、内心、遠距離な状況に限界を感じていました。

このタイミングで、夫は私との結婚を真剣に考えていることを伝えてくれました。

それからプロポーズを受け、私たちは結婚しました。

結婚式の準備は遠距離ながらも、夫が帰省するタイミングを見計らって招待状を作成したり、出張先の時はテレビ通話で打ち合わせをしたり、試行錯誤しながら進めました。

そして両親や友人、式場のプランナーさんの協力も得ながら、無事素敵な時間を過ごせた式にすることができました。


しかしながら、結婚式を終えた後、私たちはこの遠距離という状況が原因で、大喧嘩となりました。


3.公務員である価値

私はプロポーズされる少し前、国家公務員に転職したばかりでした。

これから公務員生活が本格化していくという時期に、結婚しても遠距離という状況が、仕事の不安とは別に、日に日に重くなっていました。

そして結婚式後の喧嘩で、遠距離をどうにかしたいと悩んだ時、私が動くべきなのかなと考えるようになりました。


夫は今の仕事が肌にあっており、夫が動いてしまうと、お互いの生活も関係も良い方向には進まないと思いました。

もちろん、私もなんとなく仕事に迷子になりつつも、残業せずに卒なくこなしていました。

・国家公務員という点から、私自身も夫のところへ転勤する方法を使うべきなのか…

・公務員は安定し、福利厚生も充実し、女性の働き安い環境であるが、それを生かすのか手放すのか…

・もし子供を授かった場合、今後も保育園を利用し片道1時間の電車をかけて出勤する生活で本当にいいのか…

・災害時や緊急事態の時は家族より、公務員の奉仕活動として出勤する選択をして本当にいいのか…

・こんなに転職して今後私はお金を稼いでいけるのか…

今後の生活についてたくさん想像し考えました。

また、この考えを夫に伝えました。

遠距離だけでなく、ずっと抱いていた違和感と、これからの生活についても、夫婦で向き合いました。

結果、私が公務員のままでは、私にとって進みたい道とは離れるだけでなく、私たち夫婦が考える結婚生活とは程遠くなることに、2人で気付きました。


4.転職

それから私は"フルリモートで働ける仕事"を探すことに決めました。

遠距離でも夫との時間を増やせるよう、極力リモートで働ける仕事ができれば、少しずつでも私たちが考える日々に近づけると思ったからです。

公務員でもテレワークが進んでいると政府はうたっていますが、実際はそんなことはなく、この先直ぐに変わることもありません。

私は過去に建設会社と設計事務所で働いて得た経験を活かし、図面作成の仕事を探しました。

家族だけでなく、今までの職場の先輩方や友人に、転職する理由や仕事について、たくさん相談しました。

もし仕事が決まらなくても
一緒に暮らしたい

私が転職で悩んでいる時、夫から出た言葉でした。

この言葉は私にとって、とても大きな支えになりました。

そして運良く知り合いに紹介いただき、私たち夫婦が遠距離である事情も理解した上で、フルリモートで働かせてくれる小さな設計事務所に出会いました。

就職が決まったことはもちろんですが、なによりも夫がこれからの生活について嬉しそうにしている姿を見て、私もとても嬉しい気持ちになりました。

その後、公務員を退職し、現在は設計事務所で働いています。


5.これから

"結婚とは人生の大きなターニングポイント"

よく耳にする言葉だと思います。
まさにそうだと私は思いました。

結婚する前は、付き合っている時から遠距離だし、両親とも変わらない関係を過ごして、仕事上は旧姓を使用していれば何も生活は変わらないのでは?

そう漠然と思っていました。

しかし実際は、自分たちの人生をお互いに預け、支え合いながら2人でこれから先を生きていくという、大きな変化でした。

この転職が成功かどうか、今はまだわかりません。
それでも後悔はありません。

これは今までのように、私が自分自身で考えて転職してきたこととは違い、喧嘩しながらも向き合ってくれた夫と一緒に考えて行動したことだからこそ、自信を持って言えます。

そしてこの経験は『私たちらしく』2人の道を歩んでいく一歩であると考えます。

こんな私たちですが、これからも様々な壁にあたっても乗り越えていこうと、向き合い、支え合える、素敵な夫婦になれるよう、過ごしていきたいと思います。

以上が、私たちの【結婚と仕事】です。
お読みいただきありがとうございました。

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