ゴブリンを甘く見るな「ゴブリンスレイヤー」の感想

Vol.10

本日は話題になったあの作品、蝸牛くもさんの【ゴブリンスレイヤー】を紹介したいと思います。

感想

2018年にアニメ化された作品で、可愛いキャラたちの冒険にほんわかと心休まる視聴者たちにトラウマを植え付けた作品でしたね。
TRPG<テーブルトークRPG>をモチーフにしているところが見受けられる描写が数多くあり、主役とは程遠い村の冒険者が雑魚敵であるゴブリンをずっと倒し続けているという、勇者や英雄とは違う影の功労者の話です。
やることといえば、ゴブリンを倒して、倒して、倒しまくる。
ゴブリンのための作品と言っていいでしょう。
トラウマを抱えた皆様、安心してください。
一巻を抜ければ、だいぶほんわかとしてきます。
アカメが斬るみたいな最初から最後まで地獄のような世界ではないので、もし興味がある人は二巻から読むのもいいかもしれません。
最新巻では普通の冒険をすることもありますので、主人公の目的は一貫しながらも周りと少しずつ距離を縮めていきます。
それでもゴブリンを忘れることはありませんがね。
ゴブリンをよく知りたい人はぜひ手に取ってみることをお勧めします。

この作品から学んだこと

読み手を選ぶ作品というのは、どのような心持ちで書くものだろうか。
異色の作品を書こうとすれば、批判されたり、手に持ってもらえない可能性が高くなる。
もちろんゴブリンスレイヤーはものすごく面白いので、作風や不人気ジャンルなんてものは関係ないのかもしれない。
ただやはり女の子が悲惨な目にあう作品を書こうとするときに、倫理と照らし合わせてしまう。
わたし自身が技量を持っていないため、そこからの希望を表現できない。
しかしやはり私にもまだ解き放っていない、狂気がくすぶっている。
恥ずかしさだったり、プライドだったり、まだまだ変態性を全力で表せていない。
まだまだ書く量が少ない私に、この作品が私の価値観を揺さぶったことは間違いない。
もっと深く踏み込んだ自分の本性を乗せた作品を作りたい。
私にしかできないものを作りたい。

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