ラーメンの日にも関わらずスシローで回転寿司を食してしまった話と同郷の先輩と再会した話(7月12日(日) 晴れ -アル厨の在宅ワークと育児の記録-)
普段から週末になるとラーメン屋を練り歩いているにもかかわらず、7月11日のラーメンの日を家族でスシローへ行ってしまうという失態を犯してしまう。
前日から発熱のあった上の子は通院の甲斐あってか、処方された薬を服用して一眠りすればその日の内には解熱に向かっていた。週末の内に済ませておきたい用事として、最近上の子が視力検査で引っ掛かり眼鏡を作ったのだが、眉間辺りの鼻当ての当たる部分に痒みがあるとかで午前中へ皮膚科に診せておきたいという用件があった。
早朝から駅前の皮膚科へ連れて行き、その間に僕は車のディーラーでエンジンオイルの交換を待ちながらセールス担当と新型のSUVの売れ行きや今後の買い替えの話をしながら時間を潰した。
朝早くからの互いの用事を済ませたところで10時と半分を回った頃に最寄り駅前のロータリーで妻と子供達を拾い、上の子の「お腹が空いた」の猛アピールを浴びながらこの時間でも営業していそうな選択肢を検索していると、これまた最寄りのスシローが目に留まる。この時間帯であれば空いているだろうし、それであればたまには良いかとの判断だったが、もっとも上の子の病み上がりでラーメンの日だからとラーメン屋という選択肢はそもそも無かったようにも思う。
廻る寿司を食べるくらいなら質の良い刺身を晩酌の肴にしたいと、このところ回転寿司は避けがちではあったが、久々なので皿の色を気にせず食べていると、以前よりも上の子がよく食べるようになっていることに気付かされる。僕と妻が特上ネタ(といっても回転寿司ではあるが)をオーダーしようものなら自分も食べると言っては便乗する。下の子もベンチシートで妻と上の子の間に座りながらニコニコと離乳食を食べていた。ニコニコという表現が的確だと思えるようになったのは、泣く時以外の意思表示を顔の表情で読み取れるようになったからだろうか。それまでは同じ笑みを見せるでも、ヘラヘラしているであったり、ニタニタしているといった表現でも違和感がなかったように思う。
上の子がデザートを食べ終えて子供達の口の周りを綺麗に拭き、コスパの良いとは言えない中々な金額を支払いながら、また暫くお預けだと店を出た。
ラーメンの日にラーメンを食べ損ねたというジレンマからか、翌日のランチは海辺のモールに向かう前にその最寄りのJRの駅前のラーメン屋へ立ち寄ろうと、妻も総意のように子供の希望を聞きもせずその店に向かった。
所謂二郎インスパイヤ系の有名店ではあるが、この日のスタッフは外国人スタッフで占められており、脂や野菜の好みがしっかり通るのかと疑心暗鬼であったが、見栄えがいつもと若干違う形で出されはしたものの、何とかラーメンを食せたことで満足した。
モールでは書店で新刊のチェックや子供の絵本コーナーを巡り、ひと通り買い物を済ませ、帰り際にドラッグストアでビタミン剤を買うという妻を店先で待っていると、K-POPアーティストのような個性的なファッションの家族連れの男性が目に入った。それを何となく意識しながら、店先の消毒液に手を掛ける上の子に、手元の荷物を下ろさないと上手く出来ないのでは?と示唆していると、その個性的な男性が僕と上の子の間を遮るように視界に入り込んで来るので、何か怒らせるようなことでもしたかと思いきや、マスクを下にずらしながら声を掛けてくるその男性は小学時代に同じ少年団でサッカーをしていた1つ上の先輩だった。小学からの馴染みということもあり先輩とはいっても高校や社会人以降に知り合う関係のソレとは違う。いつか触れた両手小指の無い監督にしごかれた言わば盟友のようなものである。
互いに地元を離れ、Facebookで繋がった頃には市内の両端でそれぞれ離れたエリアで生活をしている者同士だということは認識していたが、こうバッタリ会うと何処となく小っ恥ずかしさはある。
別れた後、Facebookのメッセンジャーから「声掛けてくれて有難う。よく分かったね」とメッセージを送ると、「15年振りくらい?だと思うけどすぐ分かったw」と返信があった。すぐ分かったという表現が何を意図するものかは知る由もなくまたどこかで気恥ずかしさを覚えながらも、相手も40歳手前にはとても見えないくらいにはビジュアルを維持していた。というか元々の素材が良い。
地元の居心地が良くて、出来れば昔の馴染みと関わりが続くエリアで生活をしていたかった僕は、こうして昔からの知人と地元以外で会うとやはりより一層に嬉しい気持ちになる。
先々では地元の都市部にマンションでも買い直そうと思うこともあったが、子供達にとっては今の住環境が故郷そのものなのだとも思う。
夕食時にジャンクスポーツを観ながら再会した彼に関係する昔のエピソードを妻に話していた。妻に言うことはもちろん無かったが、彼のお姉さんはめちゃくちゃ美人だった。
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