【小説】テクノロジーを語る勿れ【第49話】
いわゆるサービスの範疇で一通りのことを寸でところまで手際良く済ませたユカは、広木の手を引いて身を起こさせながら、今度は自分がベッドの上に仰向けに横たわった。次は上から自分の方にも愛撫を寄越して欲しいと、その気になったユカから促されているのだと見て取る。体も既に十分に反応した状態となっている広木も、もはやこの状況でそれを拒んでいる場合ではないと、それまでのもったい付けたようなリアクションを無かったかのように、ユカの体に上から覆い被さろうとした時、ユカが口を開いた。
「…挿れて