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ドイツ語の学習手帳

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僕なりのドイツ語の勉強法や文法に関する記事をまとめています。良ければ読んでいただければ嬉しいです。
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2023年10月の記事一覧

【ドイツ語】接続法II式《現在》(その2)

【ドイツ語】接続法II式《現在》(その2)

こんにちは!
今回は、前回に続き接続法II式「現在」の話をしていこうと思います。

前回は、接続法II式を使う上で最低限覚えておく必要のある動詞について書きました。
結果、ほぼ全て助動詞となりましたが……。

前回話したとおり、一般動詞の場合は、多くの場合

würden + 動詞の原形

で代用されるため、それぞれの動詞の接続法II式の形をいちいち覚えたところで、実は使い時はあまりありません。

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【ドイツ語】接続法II式《現在》

【ドイツ語】接続法II式《現在》

以前から何度も取り上げていますが、
今回も接続法II式「現在」を取り上げたいと思います。
(もう少し「作り方」に重点を置いてみようと思います)

苦手意識を持つ方が少なくない接続法II式。
ですが、遠慮がちで思いやりのある我々日本人には、
切っても切れない関係にある、接続法II式。

実は、全ての動詞でこの形を覚えておく必要はありません。
では、どの動詞を覚えたら良いのでしょうか?
それを早速見て

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【ドイツ語】「涙が顔を伝った」の言い方

【ドイツ語】「涙が顔を伝った」の言い方

ドイツ語で僕が未だに使いこなせない表現。
それが、「触れる」「叩く」などのように、身体の部位と一緒に使う動詞です。

「私は彼の眼をじっと見つめた」
「母は娘の髪を撫でた」
「彼は友人の肩を叩いた」

など、色々ありますが、
ややこしいのが、ドイツ語では「身体の部位」と「身体の持ち主」を分けて表現しないといけないことです。
この説明自体が抽象的で分かりにくいので、上の日本語を独訳しましょう。

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ドイツのエンタメ

ドイツのエンタメ

ドイツのテレビ番組は、正直、詰まらないものが多いです。

推理小説や刑事ドラマ、ドイツ語で言う「クリミ(Krimi)」が大好きな国民性、「火曜サスペンス」はおろか、ほぼ毎日どこかのチャンネルで刑事ドラマが放映されて、毎日誰かが殺されています。

あとはクイズ番組とトークショーですね。これでドイツの番組の8割はカバーできるのではないかというくらいに。

バラエティやコメディは、正直何が面白いのか分か

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【ドイツ語】「Ich bin kalt」と「Mir ist kalt」の違い

【ドイツ語】「Ich bin kalt」と「Mir ist kalt」の違い

こんにちは!
ドイツはようやく秋らしく涼しい時期になってきました。
数週間前までは30度を超えていたのが嘘のように、夜には1桁台まで下がる地域も出てきました。夏時間が終わるのもあともう少し、ものすごい勢いで昼が短くなってきています。寒いなと感じることも増えてきました。

さて、「私は寒いです」をドイツ語で言いたいとき、

「Ich bin kalt」
「Mir ist kalt」

どちらを使えば

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覚えておくと便利なドイツ語文法用語(その2)

覚えておくと便利なドイツ語文法用語(その2)

こんにちは!
今回は、前回に続き、ドイツ語でドイツ語を学ぶ際に覚えておくと便利な文法用語を紹介していこうと思います。

今回は、「時制」に関するものです。

Tempus / 時制まずは、そもそもの「時制」から。

時制とは、文の表す動作や状態などが、話し手の時点(「今」)から見て、前のこと(=過去)なのか、同時(=現在)なのか、先のこと(=未来)なのか等を表すもので、ドイツ語では動詞の形を変える

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