見出し画像

『読むアートはいかがですか?』10

みなさま、こんにちは。来る2020。色々ごたごたがある東京オリンピックはさておき、私が心待ちにしているのは「ヨコハマ トリエンナーレ2020」です。3年に一度…。あれから来年で3年なんですね。

ちなみに前回のヨコトリを私のnoteのアイ・ウェイ・ウェイの回でもご紹介させていただいています。

横浜は大好きな街。最近足を運んでいませんが、今月末に行けると思うとワクワクします。楽しみすぎる!!ランチもしたいなぁ。

そう、今月末にプロット48にて(横浜美術館ではない。あぶな!)ヨコトリ2020のプレイベントが開催されるとのことで早速申し込みました(本気で楽しみ)!

2020のヨコハマトリエンナーレの核の部分はどんな形になるのでしょう。

どうやらラクス・メディア・コレクティヴ(ラクス)がキュレーションをするようです。

”「Raqs」とは、ペルシャ語、アラビア語、ウルドゥー語で、回転運動や旋回舞踊によって到達するある種の覚醒状態や、立ち現れてくる存在との一体感を表す言葉です。”

2020年7月の開催に先駆け、プレイベント「ヨコハマトリエンナーレ2020 エピソード00 ソースの共有」を開催します。当イベントでは、新宅加奈子、田村友一郎、イヴァナ・フランケ、ランティアン・シィエ、イシャム・ベラダらがパフォーマンスを披露し、アーティスティック・ディレクターのラクス・メディア・コレクティヴ(ラクス)が、本展のテーマを発表します。
ラクスのキュレーションの特徴は、初めにテーマを設定するのではなく、「ソース (source)」というコンセプトの源ともいえる素材を出発点とすることです。「ソース」は市井の人々の生活の記録や手記、中世の写本や文献、科学の知識など多岐に渡り、これらひとつひとつを今日の世界を語るうえで等しく重要な資料、情報源だとラクスは捉えます。 当日は、ヨコハマトリエンナーレ2020のソースをラクス自らが紹介するとともに、パフォーマンスによってラクスの世界観の一端を参加者みなさまと共有したいと思います。

今回の特徴として”「ソース」というコンセプトの源ともいえる素材を出発点とすること”というところが心惹かれます。

そして、ジーベジュ・バグチと、モニカ・ナルラ、シュッダブラタ・セーングプタ氏はヨコトリでは日本人以外で初のアーティスティック・ディレクター。新しい流れがまた起こる予感しかしません。

彼らは日本でも奥能登国際芸術祭(石川県珠洲市、2017年)、「チャロー!インディア:インド美術の新時代」(森美術館、2008-09年)、岐阜おおがきビエンナーレ2006(岐阜県大垣市、2006年)にも参加しています。

少し前にこんな記事がネットに出ていました。ここではラクスが語るキュレーションについて語られています。

ラクスがやりたかったのは、集団として共に活動し、コレクティヴとしてあり続けること。そして「何をするか」ではなく、「どのようにして活動に取り組むか」を大切にすること。

「何をするか」ではなく、「どのようにして活動に取り組むか」を大切にすること。という部分に共感します。私もイベントを通じて目的を達成し続けることに意味を見出し継続をもって回していく意識が強いので、とかく「何をするか」に注力しがちです。

「どのようにして活動に取り組むか」これによってアートにとどまらず広きにわたる活動があったのだと思います。何をするかではなく、誰とどのようにして活動に取り組んでいくのかがおもしろさに次元を与えるのだと思います。

なんとなく組織論。

そして核となるソースとして。

「キュレーションするときに心掛けているのは、対象とする土地や街の在り方に対して、一つの新しい風穴を開けることです。どこかに一つ穴を開けて、今までには無かった視点に皆が気付くような可能性を実践したいと考えています」

ヨコハマという土地に対して、新しい風穴を開けること。

つまり、今までになかった新しい可能性を引き出せるような空間を作り出し、来場者の目に新しさを吹き込むことなのだと思いました。

そこには今まで見たことがなかったような”多様性”が存在することになるのでは。

アートは、私たちが保守的に暮らしがちな日常の視野を広げてくれます。ガツンと。アートがわからんという人でも、ガツンと。そこなんです。

そして、そのプレイベントに出演する方々。

新宅 加奈子(しんたく かなこ)氏。体中にペインティングを施し「今ここにいる」を表現します。「I'm still alive」。

田村 友一郎(たむら ゆういちろう)氏。

現代アートと教育。まさに私が関心ある領域。アートの表現はその個人個人で異なってよくむしろその個人にあった表現こそが、実は価値があること。

その表現方法を探して生きている、かもしれないと言っても過言ではありません。

アートで表現することは、カタルシスにも通ずると私は思っています。

その他海外アーティストとしてイヴァナ・フランケ氏、ランティアン・シィエ氏、イシャム・ベラダ氏が来日。

久しぶりのみなとみらいを満喫すべく、今からワクワクしております!ちなみにプロット48は、初めて行く場所。意外に近かったです。ぷらぷらと桜木町から歩いても良さげ。


ランチと野毛の夜を楽しみに、来週頑張れそう。





この記事が参加している募集

わたしの文章を気に入ってくださったら、サポートしてくださると嬉しいです。 いただいたサポートは今後のクリエイターとしての活動に使わせていただきます! 寂しさや悲しさをちょっと支えられる文章を書いていきたいです。