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みらいの広告の姿を考える

最近、業務で活用できる知識を増やそうと思い、広告大学という社会人大学でオンライン受講をしています。

このコロナ禍において、広告という媒体はいかに変容していくのか、そして人や組織の消費行動を動かすことができうるのか。

新聞社に所属している立場として、切っても切れない存在である「広告」。

ちなみに、一番好きな広告はどんなもの?と聞かれたら、迷わず「心がときめくもの」を選びます。例えばこちら。

個人的にゆりあんレトリィバァが大好き。そしてコピーも大好き。

尾形真理子さんのコピーは、日本人の女性にぴったりだと思う。自己肯定感が低い日本人はたぶん、多くの人がこういう言葉に支えられてきたと思うのです。

講義は先日2回目。2019年の資料を元にした講義でした。2020年のコロナ禍において広告のこれからの在り方はどう変容していくのか。そこにしか興味がいかなかったのですが(笑)

最近でいうと朝日新聞社の #広告しようぜ プロジェクトが気になっていまいした。プロデューサー枠には株式会社GO代表の三浦さんのお名前も。

新聞広告の魅力はそのインパクトの大きさ。デザイン性。なのかな。個人的に言うとその印象はあまり残っていないんですね。不思議なことに。

Netflixは広告が入りませんよね。新聞でいうと記事のみ。従来の新聞広告に代わるものは、記事体広告のような形のものなのかと思います。

”広告をコンテンツ”としてしまう。しかしそこには大きなコストがかかってきます。デザイン力、言葉のチカラ、発信力。

記事体広告がデジタルの大きな広告の形となれば、おそらく興味を持っているユーザーがより中身を知りたいとアクセスしてくると思います。

データをとることもできるので、クライアントが今までのように新聞広告の費用対効果に疑問を持つ頻度も少なくなるのではないでしょうか。

2019年の資料になりますが、こちらのデータでは以外にもラジオの広告費というのは安定しています。そのシェアさえ少ないけれど私は音声メディアというのは人の”声”と”ことば”で印象に残りやすい傾向があると思います。

これも人によるのかもしれないのですが。最近は企業の音声広告もあり、企業イメージが印象付けられる感じがしています。

例えば「デンカ」とか。人の声ってすごいですよね。そして音声メディアのいいところ(ととらえています)は、言葉そのものが頭に刷り込まれていく感覚を覚えるところです。

私はradikoユーザーで、J-waveばっかり聞いているのですが、その戦略にまんまとはまっています。

ポッドキャストからradiko、そしてメトロにおいてある「メトロミニッツ」。実は弊社も「メトロガイド」というフリーペーパーを発行しているのですが、デザイン性にもメトロミニッツさんには…。という感じでおります。(いや、ターゲットが違うのでいいところもあるのですよ!)

こういうコンテンツの様々な派生は人の「ワクワク」を生むし、そこに巻き込まれたい!という意思も引っ張ってこれる。見習うべきところが、世界にはたくさんあります。

限られた企業アセットの中で、「Think Big,Start Small,Scale Fast」するためには個人の組織に対する柔軟性や貢献意識、人の成功を喜ぶ能力が必要なのだろうな。

広告の存在は、これからもなくならないと思うけれど、その時代に対して適した姿に変容していくものです。そして、その形をいち早く見つけ、世に打ち出していかなければなりません。

そこからスタンダードを作り続けていく。そういった繰り返しなのだと思います。そして、世界の広告スタンダードと日本のガラパゴスな広告業界はまったく異なっているそうです。

ステークホルダーに向けて、新聞業界はいかに変容していかなければならないのか。頭のいい人たちはたくさんいるのに、なぜ、変わらないのか。

地球環境が変容していくスピードが加速化しているのと同様、世界が変容するスピードも加速度を増しています。

取り残されるか、一緒に踊るか。広告をはじめ日本は今、変わるべき時だと実感しています。



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