見出し画像

3年経て、バリスタという仕事に憧れを捨てられた気がする。

 高校生の時、ハンドドリップで淹れた一杯のコーヒーに出会いました。
それはインドネシア、マンデリン。口から脳裏まで届くコーヒー感
(*ここでは、苦味という意味で使用していますが、コーヒー感という表現にはたくさん議論の余地があると思います。_(._.)_)
 でもハンドドリップならではのクリアな味が、どこか心地よくて、コーヒーというものに憑かれてしまいました。

2016年、2017年、2018年、、僕の怠慢さによる情報不足だったのかもしれませんが、まだスペシャリティコーヒーというものが、まだ浸透していなかった気がします。ですので都市伝説のようなコーヒーの美味しい淹れ方を情報のソースが不透明なところで、探り探りと独学してきました。
(今はやっとコーヒー情報リテラシー能力が以前よりは増して、昔の勉強の仕方がどれほど適当だったのか改めて反省しておりますが。。)

3年間、独学→出店→間借り営業という経験を経て、改めて自分に疑問を持ったのは”コーヒーのお勉強に客観的な指標を持ちたい”ということでした。
別に資格を取って、知識を自慢したいとかではなく、自分の中で自分の立場を改めて客観視したいという想いがありました。
そして、行きつけのコーヒー屋さんのオーナーさんにおすすめされ、Qグレーダーという難関といわれるコーヒー豆鑑定士の資格習得を目標に勉強を始めました。自分が勇気を出せなかったせいでご縁のなかったコーヒー屋さん(カフェではなく)での修行も始めました。(今後、自分の働きぶりによっては首になる可能性もあるので、まだ名乗れるレベルではないものの)

正直に、コーヒーの消費者、愛好家の立場では見えないプロの仕事、そして何も知らない自分、その間に埋められない差に痛感しています。

「一杯のコーヒーに全てのエネルギーを注ぎ込む」このバリスタという仕事に憧れをもって、コーヒー業界に踏み入ろうと3年間、自分なりには必死に踏ん張ってきたつもりですが、全く改めて見えるプロの世界は憧れでは続けられない、いや、そもそも憧れでは実力が向上しない次元でした。

別にコーヒーのプロになることだけがコーヒーと関わり、コーヒーを仕事にできるわけではない。自分がどの距離でコーヒーと関わるか、最近は試されました。

でもやっぱり「私はまずコーヒーそのものと関わりたい。」という想いです。この先も抽出、焙煎とスキルを身に付けていき、産地にもいきたいです、

「就職活動どうするの?」とよく言われますが
眼中にないです。貧乏でも、結婚できなくてもコーヒーの道を歩みたい。
僕程度で言えるものではありませんが、少しかっこつけていうと
”コーヒーに憑かれてしまった”とでもいいたい。

色々と下手なもの書いたのですが、そういう想いなんです。

コーヒーを好きになって、バリスタに憧れ続け3年
やっとコーヒー業界というものに足の爪程踏み入れた気がします。








この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?