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元祖平壌冷麺屋note(165)

娘を校門まで見送り、そのままランニング。今朝は、いったん帰宅してシャワーをした後、リュックに本を詰め込む。

まやむすびの本棚を更新。道すがら、ママ友さんに、まやむすびにあったエッセイを借りたも良いですかと、聞かれ「もちろんです。二年でも三年でも」と答えた。

半分以上の本を回収し、新しく置いてもらった本は、

・翻訳文学紀行
・神戸・続神戸
・パリのガイドブックで東京の街を歩く
・何卒よろしくお願いいたします
・深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと
・南相場メドレー
・コロナの時代の僕ら
・ごろごろ、神戸。
・谷川俊太郎質問箱
・夏が止まらない
・大丈夫マン
・プルーストを読む生活

すでに、「ほんのちょっと当事者」が貸し出し中だった。読書人口が増えるのは嬉しい。

いつものパートさんと、自然に本の話になり、最近、アガサ・クリスティーと宮部みゆきのミステリーがよかった、という感想を教えてくれた。

間もなく、助っ人のパートさんが来られて、小5の娘さんにオススメするための選書に悩んでいると話していた。

好きな本とか、最近、読んだ本はありますか?と訊ねたら、アガサ・クリスティーのミステリーがすごく良かったらしく、お母さんは宮部みゆきはどうかなあ、との返事だった。

そこで、パートさんと二人で「鳥肌ですね!」となり、それぞれ腕をさすったのだった。数多ある本の中で、たまたま数分前に出てきた作家二人が、ピンポイントで登場したのだから。

ヒアリングをして、娘さんにオススメ本リストを、(不要となった演奏会チラシの裏面に書いて)手渡した。読書は強制や義務になると、読めなくなるので、いつかどこかのタイミングで思い出したら、読んでみたら良いかもリストとして。

・伊坂幸太郎:チルドレン、ガソリン生活、アヒルと鴨のコインロッカー、ゴールデンスランバー
・森見登美彦:有頂天家族
・有川浩:図書館戦争
・宗田理:ぼくらの七日間戦争
・星新一:ボッコちゃん、ショートショートの広場
・筒井康隆:愛のひだりがわ、私のグランパ
・江戸川乱歩:怪人二十面相、少年探偵団

それから、できれば一緒に本屋を訪ねて、娘さんが自然に読みたいと感じた本を手に取るのがベストだと伝えつつ、青い鳥文庫や、角川つばさ文庫の棚に誘導するのが良いかなあと、助言した。

冷麺屋の夜、楽団の先輩がご来店。ハルキスト(正しくは村上主義者)同士でもあり、もちろん新刊の話で盛り上がった。

帰り道、古本屋ワールドエンズガーデンが灯っていたので、外の100円コーナーで、宮部みゆきの長編二作(英雄の書、悲嘆の門)、「クレヨン王国の十二ヶ月」を手に取って、購入。店内で、村上春樹の翻訳小説を追加。

クレヨン王国は、小学自分に、初めて自分のお小遣いで買ったファンタジー小説で、思い返せば、読書にハマったきっかけの一つであったかも知れない。

くだんの娘さんは、ファンタジーが苦手だそうだ。それでも、だからこそ、リストには、ファンタジー作品をトラップのように散りばめている。

苦手、嫌い、を避けずに通れば、やがて楽しい、好きの道が拓けるから。


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