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人間は農業革命で小麦の奴隷となったって考え好きだよって話

どうもjon-YAKITORYです。

もうタイトルの通りでとくになにってわけでもないのですが、徒然なるままに書いていきます。


知っている人も多いと思いますが『サピエンス全史』という本があります。

人類史を猿人の頃から書いていってる本でして、まあー面白い。


犬や羊などの動物は生まれて次の日には歩けているのに、なぜ人間は未熟な状態で生まれてくるのか、とか

なぜ人類は他の動物のように多くの種類がいずに「ホモサピエンス」という一種しかいないのかなど

めっちゃ面白いことがたくさん書かれております。


本のまとめ的なものはもっと賢い人がやってくれていると思うので、僕が「この視点面白いなー」と思ったところを書いてみます。

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時期としては人類が狩猟採集民から農耕民族になるところ。

この瞬間に、人類は植物の家畜になったんじゃないかという考察が書かれています。


どういうことかというと、狩猟採集民の頃の人類はその土地にあるものを食べて、いるものを狩って、移動して生きていたわけです。

しかし農耕が始まってからは、土地に縛られ、せっせと麦や稲の面倒を見なくてはならなくなった。

麦とか稲は一部の地域にしか生えていないものだったのに、人類が農耕を始めてから爆発的に数が増えたといいます。


これは一見、人類が植物を管理しているようで実は人類が植物の面倒を見させられているという見方ですね。


屁理屈じゃないかとも思えますが、実は農耕民族になってから人類が受けた恩恵ってあんまりないらしいんですよね。

というのも、狩猟採集民のときはとにかく色んなものを食べていたので意外と栄養バランスが取れていたらしいんです。

根菜やイモ中心で食物繊維たっぷりですし、肉や魚も食べていたのでタンパク質も取れていました。


ところが農耕民族では主食は炭水化物なので、今まで栄養にしてきたものと全然違うんですよね。

結果、現代人は「栄養の為に色んな食材を食べよう!」なんて言ってますが、よく考えりゃ数万年かけて本末転倒なことをやっていると。


しかも稲や麦はすぐ病気になるわ害虫がめちゃくちゃ寄ってくるわの世話が焼ける上に、よく育つために糞などの肥料まで入れてあげるという、植物にとっては至れり尽くせりの好待遇です。


繁栄することが生物の本懐なのだとしたら、一番の勝利者は実は植物だったんだという考えなのです。


このどんでん返し感、面白くないですか?

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こういうのをまさにコペルニクス的転回というんでしょうか。

小説とかでもありますよね。ウィル・スミス主演の映画にもなった「I AM LEGEND」の原作版もそういうどんでん返しでめちゃくちゃ面白かった記憶があります。

ネタバレしてしまうと一番ダメなタイプのお話なので、ネタバレはしません。


というのがすでにネタバレなのかもですが。。。

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まあとういことで、どんでん返し的なお話は面白いねって話でした。


よければ曲も聞いてみてください↓↓↓

https://youtu.be/ckEWcBFx8Mo



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