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自然食カフェレストランを始めた頃

市の山間部で私は27年前、
自然食カフェレストランをオープンしました。

ユニークな建物が幸いして、あらゆるメディアに取り上げられ、
あれよあれよという間に有名店になっていきました。
その頃の私はカフェという存在すら知らなくて、料理も玄米ごはんと豆腐類、野菜や豆、海藻類を中心に、本を見よう見まねでお客様に食事を提供していました。

食器ももともとあったものを使い、当時のお客さんは素人まるだしの私にあれこれアドバイスをしてくださいました。

料理の基本的知識は、図書館の本を借りてきて勉強したり、カフェのオーナーさんや常連さんであるシェフの方にいろいろ教わったりして、今では考えられないようなことをしていました。

コロナで初めての自粛の時まで、店は海外からのお客さんも多く来客者でいっぱいでしたが、自分自身、この辺が潮時かなと思って、24年間続けてきたカフェをやめることを決心しました。

5年前夫が脳出血で倒れた時、今まで協力してくれた人が突然いなくなり、アルバイトの人はたくさんいましたが、料理の仕込みや買い出しは全部一人でしなければならず、このまま店を続けていいものかずっと悩んでいました。

そういう時コロナの自粛宣言で、お客様やスタッフたちとの別れは辛かったけど、今になってみればいろんなことから開放されてよかったなと思っております。


今朝方、カフェをしていた時大変お世話になったご近所のNさんのご主人が、車で30分かけて抱えきれないくらいの野菜を自宅の方へ持ってきてくださいました。3キロほどもある白菜2個、きゃべつの大玉2個、大根4本、そのほかブロッコリーやみぶななどたくさん頂きました。

早速私は白菜漬けと冷蔵庫に入っていた鳥ミンチ、豆腐、玉ねぎも加えて、ロールキャベツを作りました。ついでに残ったミンチや木綿豆腐、きゃべつやニラをニンニク生姜で炒めて麻婆豆腐を作りました。

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