観劇振り返り(2022年9月)

8月に観たい作品が重なってしまい散財したのと、来年年明けからすごいスケジュールになりそうなので今月は観劇は控えめに、行ってもB席で節約モードでしたが、それでもトータル3回観劇しました。

★ピピン@シアターオーブ
森崎ウィンくんのピピン、良かったです。
どちらかというと、歌よりダンスやアクロバットで魅せるタイプの作品かと思いました。「自分探し」の物語ですが、自分以外のものに注意が向いけた時、探しているものは自分のすぐそばにあったことに気づくという点、先日観たダディ・ロング・レッグズにも通じるのか。
一度しか観劇は叶いませんでしたが、この童話のようなストーリーに、もっと深いメッセージが色々込められているようにも感じました。

私の見た回は中尾ミエさんが出演されていたのですが、レオタードで空中ブランコから逆さ吊りになって歌ってらっしゃり、それが最も印象に残ったシーンかもしれません。お元気!

3階の最後列でしたが、この作品は舞台上でアクロバットなどをするので、少し引きで観たのは正解でした。

★リーディング・プロジェクト@草月会館×2回
井上芳雄さんが出ている舞台は必ず観ているのですが、「朗読劇」と聞いていたので、失礼ながらそれほど大きな期待はしていなかったのですが、いい意味で期待を裏切られました。
第1幕は橋爪功さんらRON×IIさんによる「間節話法」(「間接」ではなく「間節」のところがポイント) 。橋爪さんの朗読とRON×IIさんのタップで物語が進んでいきます。声を出してコミュニケーションすることが無礼とされ、代わりに間接をポキポキ言わせてコミュニケーションをとる、ある惑星が舞台で、奇想天外なSF物語。ポキッという音をタップの音で表現していてその斬新な表現方法に驚くとともに、クスッと笑えるところもあり、面白かったです。

そして2部は橋爪功さんと井上芳雄さんの朗読劇。1部とは打って変わって、黄泉の世界が舞台のシリアスな物語でした。
私はミュージカル俳優としての井上芳雄さんのファンです。彼の出演するストレートプレイも何作か観たものの、ミュージカルほど心が動いたことはなかったのですが、なぜかこの話はとても引き込まれ、演技をする井上芳雄さんもいいなと思いました。役者が2名、セットもほぼなしというシンプルな環境だったので、久しぶりにじっくりと芳雄さんの演技を見れたのもよかった。橋爪さんももちろん素晴らしく、生でお芝居を観れて感激でした。

節約のためケチってB席で観たのですが、手すりが邪魔&見切れがあったので、翌日のアフトク回のS席チケットを購入し、結局節約にはならず(笑)。
でも2回観て良かったと思える作品でした。チェロの音色も物語の世界観を引き立てていてとても素敵でした。

ちなみに、草月ホール3階の視界はブリリアよりひどい気がします。ブリリアは3階でも手すりのない列もありますが、草月ホールは1列のみなので、どの席になっても手すり付きです。しかも、本当に見事に視界を遮るので、姿勢を少し調節しなければならず首が痛くなりました。次回はこの辺りも考慮してチケットを選びたいと思います。


この記事が参加している募集

おすすめミュージカル

おすすめミュージカル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?