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バンドやってた友達たち

高校の頃、クラスにとてもエレクトーンが上手な、男の子がいました。高一の頃から日曜には、喫茶店で生演奏のバイトをしていましたし、もう、生徒さんがいて、教えてもいました。
彼の家は、駅裏で有料駐輪場をしていたので、自転車を預けていました。 

そんなんで、会話をする様になったのですが
ある時、高校で再会した幼馴染(男の子)と話をしていたら、彼らが同じバンド仲間だった事がわかりました。
五人組のバンドで、文化祭はもちろん頑張っていました。
ちなみに幼馴染は、ボーカルです。
小さい頃からピアノが上手く、歌も上手かったんです。

高二になると、バンドのベーシストの子と同じクラスになり、仲良く過ごしていました。
そこそこ、上手なバンドだったので、コンテストなどにもよく出場していました。
もう、気分はプロのバンド❗️と
夢を語っていました。

その年、九州でも有名なコンテストに出場できる事になり、頑張ったのですが、賞までは至らず、その時、賞を取ったのは、うじきつよし率いる「子供ばんど」で、その後、デビューしています。

進学校であったし、ベーシストの友達は転校してしまい、高三にもなると、解散してしまいました。
みんなそれぞれの道を歩む事になりました。
大学も、それぞれちゃんとした大学に進学して行きました。
キーボード担当の友達も、音楽の道には進みませんでした。

ベーシストの彼は、千葉に引っ越し、一時、文通していたのですが、ある時、「EPO」のバックバンドのバイトをしていると嬉しそうに手紙が来ました。

ですが、大学を出て、カタギな会社に就職しました。
サラリーマンになったのです。
ちなみに、幼馴染は、今は佐賀で「歯科医」をしています。

みんなの青春は、夢のままで、叶いませんでした。
でも、夢を語っていた時があっただけでも、良い人生ですよね。
何かに夢中になって、挑戦したからこそ結果もあるし、次に進む事もできたんだと思います。

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