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ピアノの先生とクラシック音楽
小学3年で引っ越しをして、最初の社宅に入った時、その前までしていたオルガンも持って来ていました。
そこで、近所の保育園で、ピアノ教室があるというので、行く事になりました。
ピアノの先生は、その保育園から委託されて教えている方でした。
実家が、市内の教会で、実家も幼稚園を運営していたので、たまにピアノ教室の先生をされていたのでした。
しかし、半年もせずに同じ市内ですがちょっと離れた次の社宅に引っ越す事になり、辞める事になりました。
すると先生から提案があり、先生の自宅が、引っ越し先から近くにあったので、家にレッスンに来ないかという事でした。
願ったり叶ったりで、引っ越しした後もレッスンができるようになりました。
先生は、当時、中学の先生をされているご主人と、私より5歳年下の女の子の3人家族でした。(その後、2人お子さんが増えましたが)
ピアノ教室に行っていても家族の様に先生のお子さんと遊んだり、ご飯までご馳走になったりと、随分お世話にもなりました。
家でも、オルガンをピアノに買い替えたりもしました。
当時は、どこの家庭でもピアノを習っている子が多かったです。
ピアノ教室が、とても多かった時代に良い先生に巡り会えて良かったと思っています。
その先生は、年に一度、オーケストラの演奏会に誘ってくれました。
田舎なんですが、オーケストラが来ていたんです。
生のオーケストラの演奏を間近で観て、聴く事ができたのはとても心豊かになる経験でした。
ピアノを習って、クラシック音楽を聴いて、小学校から中学まで、クラシック三昧でした。
今の様に「YouTube」などない時代、音楽を聴くのはレコードやラジオや、たまにテレビです。
手軽に聴くのにはレコードだったのです。
中学に上がる頃、10枚組のレコードが売りに出ていました。とても高かった記憶があります。
世界的指揮者の『カラヤン』のレコードです。
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貯めたお年玉を注ぎ込んでそのレコードを買いました。(付録に指揮棒も付いていました。もうありませんが)
ベートーヴェンが多いレコードです。
擦り切れるほど聴いたと思います。わ
その当時は、クラシック音楽で、癒されていたのです。
まだ、実家に残っているそのレコードを見て、思わず、たまにはクラシック音楽もいいなぁと思えました。
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