見出し画像

娘の初めてのピアノ発表会

娘は、幼稚園入園の年少さんのくじ引きで、外れてしまい、年中からの入園になりました。他の幼稚園も考えましたが、もう、娘の頭は、ここの幼稚園になっていましたから、一年待つ事にしました。

一年間、空いてしまったので、近くのピアノ教室に週一通わせる事にしました。
まだ、3歳で、その教室では、最年少でした。
最初、先生も「こんな小さい子初めて、でも教えてみたかったのよね。」と言ってくださり、
指の番号から教えてもらいました。
なかなか楽譜が読めず、その前に耳からの音に慣れてしまい、聞いた音で、曲を弾いていました。
結果、ずっと楽譜を読むのが苦手のままでした。たまに、一緒に行っていた息子の方が先に楽譜を読める様になってしまったほどです。
先生が言うには、「息子さんは、理系で、娘さんは、文系かもね❗️」と、その通りになりました。
先生は、高専を出て、企業で実験の仕事をしていた事があるとかで、理系の先生です。

先生は、友達と組んで「リトミック」を教えていたので、子供の扱いはとても上手でした。
実は、子供達がちっちゃい時に、先生がやっていた市営の「リトミック教室」にも通っていたので、先生を知っていたのです。

ピアノ教室は二年に一度発表会を年末にしていました。
娘が通い出した年は発表会の年でした。
しかし、のんびり屋の娘は、中々ピアノに慣れませんでした。
発表会の二月くらい前に、親子ピアノ発表会という市で一番大きなステージでの発表会に出る事になりました。
「いとまきのうた」などです。
ほとんど私がピアノを弾いて、娘は人差し指でリズムを叩くような曲でした。
こっちの方が一生懸命練習して、当日は緊張でガチガチになりました。
いざ、二人で大きなステージに立ってお辞儀をして、ピアノの前に座り(娘は、立って)曲を弾き始めました。
最初は良かったのですが、なんと無く、会場からクスクスと聞こえてきます。その時隣りから
「あっ、パパだ、おにいちゃんだー❗️」と
娘は弾きながら観客席の家族を見つけていたのです。
慌てて、私の方が弾き間違えてしまいました💦
観客に愛嬌を振り撒く娘に振り回されました。

大ステージで緊張しました
娘は始終、観客席に笑顔を振りまいていました


それからピアノ教室の発表会は、市の小ステージを借りての発表会で、娘の従姉妹から借りたドレスはまだ大きくて、肩上げ、ウエスト上げでどうにか着れました。
発表曲は、二曲だったのですが、やっと弾ける曲は、一曲で、「メリーさんの羊」でした。もう一曲どうしましょうという事で、歌を歌う事になりました。
「アルプス一万尺」です。
結果、緊張もせず、堂々と、大きなステージの真ん中で、一人、ちょっと大きめのドレスを着た小さい子は、「アルプス一万尺」を踊りながら歌い上げました。
発表会のラストでは、「カントリーロード」を小学生6年までの生徒さんみんなで合奏したりするのですが、鈴を持った娘は周りのお姉さん達とは少しリズムが狂い気味でも一生懸命歌って踊っていました。

会が終わり、周りの父兄の方々からは、「今日は、全部持っていかれたなー」「主役取られてしまったよ」と言われました。

あまり上手にはなれませんでしたが、楽しんで
10年程通いました。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

思い出の曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?