【追記】ガーナで献血をした話
私はガーナ在住。
日本でよく献血していた私は「ガーナでも献血ができる」という話に飛びついた。
ガーナでは血液を返却しなくてはいけない
ガーナでは、輸血をしたらその分の血液を返却しなければいけない。
そのため、献血の割合の60%は輸血患者の家族や友人からの血液なんだそう。その他の割合が、日本と同じボランティアでの献血となる。
血液を返却という概念が今までの私にはなかったため、かなりの衝撃を受けた。
献血量は450ml
50キログラム以上の人は献血ができる。かなりアバウトな体重計で計測し、指の採血でヘモグロビン比重の検査をして、合格したらやっと献血ができる。
成分献血ではなく、全血献血をした。日本では400mlがマックスだけど、ガーナでは450ml。ペットボトル約1本分が抜かれると考えると少し恐ろしいけれど、輸血される側のことを考えるとよいことだと思う。
針、ふっと
献血の針は太い。日本の針も太い。それに慣れていた私でも「針、ふっと」が第一印象だった。
ぱっと見でもわかるくらいの太い針に怖気付いた私を見て、看護師さんは「sorry sorry」と言ってくれた。
刺された時は日本のそれより痛いなというのが正直な感想。しかも、刺された後もなぜか針に触れている部分がビリビリと痛んだ。痛みは1分ほどで終わる。
終わるの、はっや
針を刺してから抜くまでほんの10分程度。日本はもっとかかる印象だったけれど、いつも成分献血だった私が全血献血の時間感覚を失っているだけかもしれない。
針が太いから終わるのも早いんだろうなと思った。
針を抜く時はさほど痛くなかった。
これが一番の楽しみ
「リフレッシュメント」と呼ばれる、献血後のお菓子と飲み物。
日本ではパンだったり、お煎餅だったり、さまざまなお菓子が出て、さらに自動販売機の飲み物が飲み放題になるけれど、ガーナのは…?
ガーナでよく飲まれるMILOと、ビスケットだった。ただ、私が行った時にビスケットは品切れということで、MILOだけいただいた。
全部無料。ありがとう。
ガーナに住むことになった私は、日本を発つ前に献血納めをしてきた。帰国後2年は献血ができないらしい。
献血で健康状態を把握していた私にとって、2年間もの間献血ができないのは悲しいことだったけれど、今回献血を受けて自分が健康であることがわかった。
ありがとう。ガーナの献血。
【追記】感謝の電話が来た!
献血して4日が経った日。
献血団体から「献血してくれてありがとう。また会えるのを楽しみにしています」という内容の電話がかかってきた。
一般的には日本よりもサービスが劣る(と個人的に感じる)ガーナで、ここまでのアフターフォローがあるなんて驚き。
感動したので、前の記事に追記させてもらう。
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