ポール・オースターが大好き
"4321"を読み返して思い出したこと
初めてポール・オースターの作品を読んだのは17歳のとき。地元の本屋で見かけて何となく手に取った「4321」は人生で3番目に原語で読んだ米文学になった。
特徴的なタイトルは、主人公の少年の"4通り"の半生 (= 4つのIFの人生) を辿る、という内容から。主人公の人生は、同じ家族、同じ時代に生まれたにもかかわらず、些細な出来事によって全く異なる4つの運命に分岐していく。20世紀のアメリカ社会に訪れる激動、少年の将来の夢から恋人関係