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ホラー小説『黒い家』の凄さを語らせて

わたしがこれまで読書をしてきた中で、衝撃を受けた本が何冊かあります。
その一冊が、今回ご紹介する
『黒い家』(著・貴志祐介)。

何が衝撃的かというと、「文字だけでこんなに怖がらせることができるの!?」ということ。

『黒い家』は、大竹しのぶさん主演で映画化もされていて、おすすめの本としてSNSなどで紹介されることも多いので、読んだことある、知ってるという方も多いんじゃないでしょうか?

わたしは普段ミステリー小説ばかり読んでて、ホラー小説はあまり手にしません。
この本も自分で読もうと思ったわけではなくて、読書家の知り合いの方から勧められたもの。

文庫版のカバーがこれなんですよ。
しかも、『第4回日本ホラー小説大賞受賞作』なんて、いかにも怖そう…!

今はこちらのカバーに変更になったみたいです↓

わたしはホラーといっても幽霊とか怪異系が苦手なのですが、この小説は”人が怖い系”だったので最後まで読めました。

で、冒頭にも言ったように、文章だけで何でこんなに恐怖心を抱かせられるのかっていう所に衝撃を受けたんですよね。

当時、家族が寝静まった後、リビングで夢中になって読み進めてました。
物語はちょうど佳境をむかえたところ。主人公が超危険な場所へ単身乗り込む場面で、どこから何が飛び出てくるのか分からない、そんなお化け屋敷のような場所を進んでいく主人公。
その描写がリアルすぎて引き込まれました。今、後ろを向いたら何かいるんじゃないか…、そう思わせられる文章で、リアルに何度か後ろを振り返ったほどです。ビビりすぎ笑

ちょうどWebライターの副業を始めた時期あたりで、文章を書く難しさにぶち当たっていた時期でした。
それもあって、文章だけでこんなにも感情に訴えることができるんだっていうことが強く印象に残ってます。
恐怖の感情ってとくに残りやすいのか、今でも当時の衝撃が忘れらません!
まだ読んだことないよ、という方はぜひ手に取って、背筋が凍る体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

#ホラー小説が好き


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