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最大8%の賃上げ実施へ 賃上げは還元から先行投資へ

当社の今年の仕事納めは12月28日。
各所大掃除の後、打ち上げ式にて皆で1年の労をねぎらうのですが、
その打ち上げ式の冒頭、来年度最大8%の賃上げ(ベースアップ)を実施することを発表しました。
毎年定期昇給は行ってきましたが、これほどまでの大幅な賃上げ(ベースアップ)は今回が初めてです。
皆さん最初は驚きの方が勝っていましたが、徐々に喜びの顔に変わっていき、最高の形で今年を締めくくることができました。

利益の還元から先行投資へ

利益が出れば必ず従業員に還元する。
世の中のほとんどの経営者は心の底からそう思っているのではないでしょうか。
私も常々従業員の皆さんにそう話してきました。
しかしながらこれまでに還元できたかというと・・・できていません。
還元できるほどの利益が出ていないことや様々な理由を並べ、できないことは仕方のないことだと思っていました。
ところが、琉球新報社が主催する「沖縄SDGsプロジェクト(OSP)」のカンファレンスに参加した際、実際に大幅な賃上げを実行している企業の経営者の話を聴く機会があり、そこでこれまでの考えが間違っていたことに気づきました。
「賃上げは先行投資と考えるべき」
「それで利益を出すのが本当の経営者である」
その言葉を聞いたとき、私は経営者として覚悟が足りていなかったと猛省したのです。

※「沖縄SDGsプロジェクト(OSP)」についてはリンク先参照

賃上げ(ベースアップ)ができる企業

早速社内の幹部メンバーで賃上げ(ベースアップ)プロジェクトを発足し、シミュレーションを作成のうえ、検討を重ねました。
当社は今年9月に発表した通り、PIF(ポジティブ・インパクト・ファイナンス)融資を受け工場リニューアルを進めています。
PIF(ポジティブ・インパクト・ファイナンス)融資を受けるにあたって中長期の経営計画を策定しており、その計画に沿って詳細に試算した結果、現段階での賃上げ(ベースアップ)が可能だとの結論が出ました。
パーパスやミッションをもとに中長期視点で計画を立て、実行していくことの大切さを改めて認識した次第です。

従業員とともに成長する

今回の賃上げ(ベースアップ)は、ゴールではなくスタートだと思っています。
先行投資から利益を生み、還元する。
良いサイクルが回るよう、継続して取り組んでいきたいと考えています。
「学習し、共感し、自走する組織」を目指し、従業員とともに成長していける経営を実践して参ります。

最後に、今年の7月にnoteデビューを果たして約半年が経過しました。
何とか毎月更新出来ているのも、読んでくださる皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
引き続き当社のこと、マース(塩)のこと、沖縄のことをメインに発信して参りますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。








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