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キャリアコンサルタントとメンタルヘルス・マネジメントとの関係

■「キャリアコンサルタント」と「メンタメヘルス」との関係
働く環境のグローバル化や多様化、こういった急速な変化は私たちのキャリアライフに大きな影響を与えていますね。
環境の変化を視野に入れて、厚労省は、2016年に労働者のメンタルヘルスの積極的な支援のできる専門家の必要性から「キャリアコンサルタント」の国家資格化に踏み切りました。キャリアコンサルタントは、まさに働く人々が激しい変化の中で、職業人としてのキャリアライフを健全に果たしていけるように専門的に支援をする能力と知識を兼ね備えた人ということです。

■この検定試験にトライする理由
キャリアコンサルタントとして、様々な場面で働く人たちに接しています。
働く人たちが変化する環境に適応しながら、労働者としての成長を支援することが、メンタルヘルスに役立つことを理解しておきたいと思います。
メンタルヘルスの専門家が、それぞれの職場に於いて、働く人たち自身が自分のメンタルヘルスの向上を主体的に捉え、行動する為にはどういった働きかけが必要になるのかを理解しておき、普段のキャリアコンサルティング業務に活かしたいと考えています。

■世の中のメンタルヘルス問題
●「仕事に関することで強いストレスになっていると感じる事柄がある」
このように回答している労働者の割合 → 58%
●我が国の自殺者総数は約21,000人/年、内勤め人は、約6,300人。
              ※警察庁「令和2年中における自殺の状況」
●精神障害の労災申請総数は、約2,350件/年、認定総数は、約630件、
そのうち自殺認定は、約100件となっている。 
              ※厚労省「過労死等の労災補償状況」

■普段のキャリアコンサルティングで感じていること
奈良県・埼玉県の公的需給調整機関でキャリアコンサルティングをしていますが、精神疾患が伺える割合が、以前にも増して見受けられます。相手からカミングアウトされるケースも珍しくありません。職場のストレッサーから生じるストレス要因は多種多様で、何と言っても生涯羅漢率7%とも言われている「うつ病」を筆頭に心病んでいる人がとても多いです。
睡眠障害で「身体の不調」をうったえている人も多いですね。この睡眠障害によって巻き起こる精神疾患は凄く多いので注意しないといけません。
そして・・・躁うつ病、統合失調症、アルコール依存症、適応障害、パーソナリティ障害、発達障害、心身症・・・
一体、労働者のどのくらいの割合が、ストレス要因で疾病にさらされているのでしょうか。潜在的な疾患も含めると想像絶する数値が導き出されるのではないでしょうか。

■メンタルヘルス・マネジメント検定試験のコース概要
●Ⅰ種(マスターコース)は、社内のメンタルヘルス対策の推進を担当する人事労務管理スタッフ、或いは経営幹部向けの内容となっています。
自社の人事戦略、方針を踏まえた上でメンタルヘルスの計画立案、産業保健スタッフや専門機関との連携、社員への教育・研修などを企画・立案し実施できることを目標としています。
●Ⅱ種は、部下のメンタルヘルス不調に対し、安全配慮義務に沿って対応できるとともに、部下のメンタルヘルスを予防し、イキイキとした活気ある職場をつくるためのマネジメントについて学ぶことが目標です。
●Ⅲ種は、従業員向けの内容であり、自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気付き、自らケアを行い、必要があれば助けを求めることが出来ることを目標としています。

■当検定試験に対する目標
まずは、Ⅰ種(合格率15%程度)を取得して、その後、Ⅱ種・Ⅲ種と取得を進めます。実は、Ⅰ種への挑戦は、今年3回目となります。
選択学科問題(70点以上/100点)+論述問題(25点以上/50点)で、
合計105点が必要です。つまり、論述最低25点だと学科は80点必要です。
一度目、80+7=87点 二度目、86+17=103点
じわじわ上昇するも全く安心できません! 論述次第です!
早く、Ⅱ種、Ⅲ種と学んで、このメンタルヘルスマネジメントを完全攻略したい思います。

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