【回収から販売へ】古着”販売”はもう当たり前?ユニクロ、古着の販売を開始。
こんにちは!
二次流通で、顧客とのつながりをつくる『Selloop』です。
先日、ユニクロは「古着の販売」をスタートしました。
以前より、世田谷千歳台店(東京)及び天神店(福岡)にて期間限定では行っていましたが、
この度初めて、前橋南インター店(群馬)にて常設で「古着の販売」を開始したということです。
「古着の販売」を通して、期待できる効果とは何なのか。
今回は、ユニクロの「古着の販売」を深堀りしてご紹介します。
ユニクロが行う「古着の販売」とは?
今回開始された「古着の販売」は、
顧客から回収した衣類に新しい価値を付加し、再度衣服として販売する、というものです。
もともとユニクロでは、全商品をリサイクル・リユースする取り組み「RE.UNIQLO」を実施しており、
全国の店舗で「RE.UNIQLO回収ボックス」を設置し、衣類の回収を行ってきました。
以前までは、そこで回収された衣類は、難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人たちに届けられていましたが、
今回、回収された衣類を洗浄・染色をすることで、新しい価値を持った衣類へ転身させ、販売を始めました。
これが、ユニクロが行う「古着の販売」です。
「古着の販売」によって期待できる効果とは?
「服の廃棄を減らす」
「古着の販売」は”服の廃棄を減らすという大切な役割も担っている”、
とユニクロは述べています。
ユニクロが取り組む「RE.UNIQLO」が目指すのは、循環型社会。
そのためには、”服をできる限り長く着て、最後は捨てずにリサイクルする”ことが大切だというのです。(引用:ユニクロ)
その点、「古着の販売」は、
服を回収することで廃棄を減らし(REDUCE)、
洗浄・染色をすることで服としての価値を再度付加することになるため(REUSE)、
服を服のまま、できる限り長く着ることが可能になります。
これらを繰り返していくことで、
”服の廃棄を減らす”という役割を達成することは大いに期待できるでしょう。
なお、国が定める「循環型社会形成推進基本法」にも、
リユース(再使用)はリサイクル(再生利用)よりも上位に位置付けられているところ(同法第七条)、
この点においても、
”服をできる限り長く着ること”は、リユースを優先した施策であり、
目指すべき循環型社会の実現のために非常に有用な施策であるということができます。
「新たな顧客接点の増加」
また、「古着の販売」により、
これまでにはない新たな顧客との接点も期待できると考えます。
今回、販売する古着は、
染め直しを行う「オーバーダイ」商品と、丁寧に洗浄された「ウォッシュ仕上げ」商品の2種類です。
日本国内の染色工場で染色をした「オーバーダイ」商品は、それぞれの素材に応じた染め直しを行うため、一点物という特別感があり、
また、丁寧に洗浄された「ウォッシュ仕上げ」商品は、リーズナブルな価格で購入することが可能となっています。
そのため、ユニクロにとっても、
新たな顧客接点の増加を期待できるといえるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
古着の回収が当たり前になりつつ昨今、
今回はその更に一歩先を行く、「古着の販売」についてご紹介しました。
リユース事業には大きなポテンシャルがあることが、お分かりいただければ幸いです。
ただ一方で、いざ自社で独自に新規参入するとなると、高い専門性が必要であることも事実です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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