こんなところにもリユースの取り組みが?ちょっと珍しいリユース事例3選
こんにちは!
二次流通で、顧客とのつながりをつくる『Selloop』の石井です。
SDGsへの意識が高まる昨今、リユース事業の市場規模は年々拡大しています。
中でも、リユースといえば”洋服”や”家電”のイメージが強いかと思いますが、今回は、ちょっと珍しいリユース事例を3つご紹介します!
リユース事例①大阪府泉大津市『傘』
大阪府泉大津市では、自治体の取り組みとして家庭から廃棄物として出た傘をリユースする
「おづみんリユース傘」というサービスを展開しています。
家庭から廃棄物として出された傘の中には、まだ使用可能なものや、修理をして使用可能になるものがあることから、
それらを修理し、市民に無料で貸し出しをしています。
登録などは不要で、必要になった際に、市内7か所に設置された傘立てから持ち出し、後日傘立てに返却すればよいという非常にシンプルなシステムです。
これにより、市民の環境意識を高めるだけでなく、設置施設への出入りの際に
「不意の雨」への対策ができるという実利的なメリットをもたらすことが出来るため
一つの成功事例といえるでしょう。
『傘』のリユースは、他にも日本工業大学や関西国際空港でも行われるなど
取り組みとして、広がりを見せています。
リユース事例②patagonia『エコバッグ』
アウトドア用品を扱うpatagoniaでは、各家庭で使用されずに眠っているエコバッグを回収し、共有する「エコバッグ・シェアリング」というサービスを展開しています。
patagoniaでは、2020年9月からショッピングバッグの提供を終了していますが、
それと同時に「エコバッグ・シェアリング」を開始することで、
ショッピングバッグの利用者をより減少させることを狙いとしていました。
実際に、2020年9月からの1年間で、ショッピングバッグを不要とした顧客の平均は97.3%にまで至り、環境負荷軽減について高い成果が出ています。
また、買い物の際に『エコバッグを忘れてしまった』という顧客に対して「エコバッグ・シェアリング」を使ってもらう事で、家までエコバッグを取りに行く必要がなくなり利便性が向上するほか
家に眠っているエコバッグを店舗で回収することで、新たな顧客接点が生まれるという効果も見込まれています。
リユース事例③『ランドセル』『学生服』
学用品のリユースも増加しています。
神奈川県藤沢市では、全国で学生服の回収・販売を行っている「さくらや」がリユースランドセルの無償譲渡会を実施しました。
また、北海道札幌市にある「道新吉村販売所」では、学生服のリユース販売を行っています。
道内各所に回収ボックスを設置することで、多方面の制服の回収、安価での再販を実現しています。
特に近年では、若年層の間でSDGsの意識が高まっており、効果的な施策と考えられます。
おわりに
いかがでしたか?
リユースビジネスは様々なジャンルで実現可能であることがお分かり頂けたかと思います。
私たち「Selloop」は、リユースビジネスへの参入を行う企業様に対して
総合的な支援を提供するサービスを行っております。
お客様のアイデアや価値観を実現するためのブレインストーミングの段階から承っておりますので、
リユースビジネスへの参入をご検討の方・ご興味のある方は是非、
Selloop webサイトよりお気軽にご相談ください。
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