賞賛の言葉

賞賛の言葉ほど個性に溢れ、美しいものはない。

かくいう自分は、小さいころから褒められることに弱いタイプだった。
今のプレーがよかった、と褒められた瞬間次は失敗する。何より、褒められたことに対して未だに「そんなことはない」と否定から入る。
おまけに、褒める言葉も豊富に持ってはいない。いや、正確には時間を費やせば各々に向けた賞賛の言葉を出すことができる。
今褒めたいと思うその場で、とっさに言葉が出てこないところが、私が他人の賞賛の言葉に美しさを感じる所以なのだと思う。

誰かのために、自らの個性を尽くして紡ぎ出された言葉はこの上なく美しい。
貴方のこういう部分を尊敬しています、見習いたいです、こうしてここに書き上げるとそれはありきたりなのかもしれないが、自分を褒めるために選ばれた言葉は逐一、自身の中で忘れられないものになる。

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