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海南鶏飯だけじゃない【松記鶏飯】@淡路町

無性に、シンガポールのチキンライス、海南鶏飯(ハイナンジーファン)が食べたくなり、かねてより足を運んでみたかったシンガポール料理店の【松記鶏飯(ソンキージーファン)】へ行ってみた。

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店舗はかなりこじんまりとしていて、グレーがかった壁や中国語メニューなどがちょっと現地っぽさを醸し出している。

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海南鶏飯(ハイナンジーファン)中:990円

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茹で鶏、鶏スープで炊いたジャスミンライス、鶏スープ、パクチー、3種のソース(生姜ソース、濃い口醤油、チリソース)がセットになっている。

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チキンライスと言っても、いわゆる洋食のそれとはまったく異なるこちらの料理。おいしさの決め手は何と言っても茹で鶏なのだが、ここの茹で鶏のうまさと言ったら、他に類を見ないほどの仕上がりに驚く。

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胸肉でありながらそれを感じさせないほどしっとりとしているのだが、ただ、しっとりとしているだけではなく、しなやかさのある弾力も兼ね備えている。

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茹で鶏だけで食べてもほんのり塩味がついているのでうまい!
そして、ソースなしでもいけてしまうほどの出来。

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しかしそこには、ガーリックの香りがふわりと広がる、茹で鶏の汁で炊かれたジャスミンライスが立役者であったりもする。

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濃口醤油のソースはみたらしのタレのような甘さもあり、チリソースの辛みと生姜、そしてパクチーを合わせることで、味に奥深さが出る。個人的にパクチーは追加してもよかったな。

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茹で鶏のスープは塩味控えめなので、さっぱりと口の中をリセットできる。

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今まで、麻布十番にある【海南鶏飯食堂】がNo.1と信じて疑わなかったのだが、少なくとも、茹で鶏に関しては、松記鶏飯がNo.1のうまさだ。

ラクサ:1380円

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こちらもシンガポールを代表する料理の一つで、ココナッツベースのスープの麺料理。

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トッピングは厚揚げ、プリプリの海老、かまぼこが入っている。

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干しエビとココナッツの香りと味わいが広がるスープはほんのりピリ辛で、ハーブを使っているからか、コクがあるのに重さなく、あまりの美味しいさにゴクゴクとスープを飲み干す勢い。

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大げさではなく、いちいちスープを飲むたびにうま~と心の声が漏れるほど。この味中毒性あり。

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麺はまるでタピオカのような弾力ある麺なのだが、ちゃんとスープが絡んでいる。

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お好みでどうぞという自家製のサンバルは魚系の香りが広がり、辛さはさほど強くはないので、さらにうまみプラスと言う感じかもしれないが、なくとも十分うまい。

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ここのチキンライスが絶品とは前情報で得てはいたけれど、想像をはるかに超えるものであった。そして、ついでだからと注文したラクサにさらに感動。

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こちらの名物料理の一つである肉骨茶(バクテー)は二人前からだったので、今回注文しなかったが、食べる前からこれも間違いないだろうと確信。

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またお気に入りの店が増えたな。


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