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変化球ありの【魚焼男】@新橋

新橋の烏森通りから脇にはいった通りに店を構える、半魚人が目印の【魚焼男(さかなやきお)】。
ちょっとふざけた店名ではあるが、47都道府県の日本酒や豊洲市場直仕入れの鮮魚をウリにしている居酒屋らしいので、どんなものか行ってみた。

地下にあるその店は、休日だったからなのか、意外にも若者たちで席が埋まり大盛況。ちょうど席が空きそうだったので、少々待つことに。

生ビール:638円

ビールは生以外にクラフト瓶ビールも多く揃えている。

お通し:550円

お通しは共通でキムチがつくが、一人はかぼちゃの煮物で、一人はさつまいもと、一品は異なるものが出てくる。

日本酒は1合かグラスでの注文となり、グラスの場合、目の前で注いでくれる。

王禄(島根)純米無濾過生原酒:840円

無濾過生原酒といっても、もったりとした重さはなく、すっきりした味わいでキレあり。

生牡蠣:528円

牡蠣は生か焼きが選べる。
大ぶりな牡蠣は香りいいー。塩気もちょうどよく、ポン酢がついているがそのままで十分だ。

トロたくユッケ いくらがけ:1089円
刺身盛り合わせ(2人前):2178円

隣の席の客が注文していたトロたくユッケ。思わず注文したくなる見栄え。

卵黄を潰して混ぜ合わせて食べるには、器が小さいので、食べにくさはあるが、卵黄によりユッケに濃厚さもプラスされる。

海苔で巻いて食べるのだが、いくらの塩気も合わさり、つまみにいい感じ。
ユッケの下には大根のツマが盛られているのだが、これがちゃんと大根の香りがあり、ただのかさ増しではないのが嬉しいところ。

刺身はカツオ、ハマチ、鯛、しまあじ、サーモン、金目鯛の盛り合わせ。
どれもそれなりの厚みあり。

刺身の盛り合わせと言うと、だいたいマグロはマストな感じに盛られていることが多いが、マグロがなく、逆に金目鯛やしまあじといった高級魚が盛られているのは嬉しい。

金目鯛やハマチ、鯛はいい具合に脂が乗り、カツオはほどよく酸味が効き、しまあじは身が締まって食感よし。

西の関(大分):540円

手作り純米酒で、九州では定番の日本酒とのこと。ちょっと昔の日本酒的な香りがあるものの、後味はスッキリ。

【魚焼男】という店名なのだから、焼き魚も注文してみよう。

黒むつ西京焼き:858円

ほんのり甘く、いい塩梅。身もしっとりとしてよいな。

W魚粉スープのつけうどん:858円
〆のミニ出汁茶漬け:429円

ミニ出汁茶漬けは明太子が乗ったお茶漬け。
最後、ちょっと炭水化物で〆たい気分を満たしてくれる。

一方、ガッツリ締めたいときはうどんがいいかも。
そもそも、W魚粉でうどんというのが珍しい。
汁はいりこと鰹などの節系を感じ、そのまま飲んでもちょうどよい味わい。

汁の中には舞茸の天ぷらが入っていて、天ぷら自体もうまいが、それにより、汁にうまみもプラスされる。

太めのうどんはコシが強っ!
結構この〆、いいな。

この日たまたまかもしれないが、若い世代の客が多く、ありがちな魚系居酒屋のような感じがしたが、刺盛りにまぐろがなかったり、〆がうどんだったりとちょっとした変化球もあり、おもしろい居酒屋だったな。

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