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つるつるもちもち【五代目 花山うどん】@日本橋

日本橋高島屋 S.C.の裏側に店を構える【五代目 花山うどん】。銀座店ほどではないにせよ、ここも行列が絶えない人気店。
並んでいる顔ぶれを見るとインバウンド客も多いが、どんなもんか列に加わってみることに。

結構立派な店構えと言うこともあり、大手の飲食チェーン店なのかと思っていたが、1894年(明治27年)に群馬県館林にて創業したとのこと。

店内は天井高く、琴の音色のBGM。

看板メニューは「鬼ひも川」なる幅ひろ麺。

麺はこれだけではなく、うどんもあり、ほとんどのメニューはどちらか好きなほうを選べる。


鬼釜 鬼ひも川:1250円

たぬきの丼に入った鬼釜は鬼ひも川の上に、群馬県産麦豚と温玉、ねぎ、かまぼこ、刻み海苔が乗っている。

別添えの汁をかけ、麺は幅5㎝ほどありそうな麺と具材をよくかき混ぜて食べるとのこと。

麦豚は湯通しされたものが乗っているのだが、コレ、想像以上にうんまっ!

温玉をくずし、全体をよく混ぜるのだが、

麺が幅広で少し長いので、混ぜるのはちょっと手間取るが、よく混ぜたほうがよりおいしい。
豚肉もおいしいが、麺もいろいろな具材に負けない存在感。

汁の塩梅も絶妙で、なるほど、これが看板メニューなのもうなずける。


鶏だし南極カレーつけ
:1550円

なんとも力が抜ける愛らしい狸の器。
館林には「ぶんぶく茶釜」で有名な茂林寺のある場所なので、たぬきをモチーフにしているのだろう。

蓋を開けると中にはカレーのルー。

中には鶏肉がゴロゴロと入っている。
ルー自体は日本人の口にあった王道な味わいで、気持ち塩が効いている。

中央の麺をまずは何もつけずに食べてみる。

麺は昆布水(?)に浸けられているかのようで、ほんのりと塩気があり、つるつるモチモチっと食感がよく、ほんのり甘みも感じられ、何もつけずともおいしく食べられる。

麺はつるつるとしているが、ちゃんとルーがからみ、カレーうどんとしてもうまい。

群馬の名物は何?と聞かれ、パッと思い浮かぶのは、こんにゃく、下仁田ねぎに豚肉と小麦粉の産地というぐらいであるが、平たいひもかわうどんもうまいな。
他にない食感がクセになる。

都内だと、さぬきうどんの店が結構多く、ひも川うどんの店はなかなか珍しいわけだが、珍しさと言うよりは、ここはおいしさ目当てで足を運びたいうどん屋であった。

ただ、入るのには行列覚悟というのもあるが、店頭には乾麺など販売しているので、家でも再現できるかもしれない。

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