ナイナイ岡村、差別発言問題をウラヨミ! Part.1
岡村さん、ちょ何言ってんすかぁ〜
4月23日に放送された「岡村隆史のオールナイトニッポン」内で、リスナーの
「コロナの影響で、しばらく風俗にもいけず、女の子とエッチなこともできないので、ダッチワイフを買おうか真剣に悩んでいます」
という質問に対し、
「これは辛抱よ。止まない雨はない。神様は、乗り越えられない試練は作らないて言うてはるんやから。ここは乗り切れるはずなんですよ」
ここまでは良いことを言ってますよね(笑)問題はここからです。
「コロナが終息したら、絶対面白いことがある。苦しい状況が続くから、コロナ明けたら、中々の可愛い人が、短期間ですけども、お嬢をやります。3ヶ月くらいはそういう子達が絶対入ってきますから、今我慢しましょう。我々風俗野郎Aチームみたいなもんは、その3ヶ月を目安に頑張りましょう」
多少まとめてはいますが、このような発言でした。
翌日には、ネットニュースでもコメントが多く話題となり、ツイッターのトレンドでも、岡村隆史という名前がトレンドに上がっていました。
まさに批判の的となり、高い好感度が一気に下がってしまったと言えるでしょう。
今更、岡村さんを批判しようとか、擁護しようなんて思っていません。今回は【ウラヨミ】コラムなので、この問題の本質に迫りたいと思います。
個人的に、このニュースを見たとき、「岡村さん、やっちまったなぁ!」と思いました。ラジオも聴きましたが、人間、人には言えないような汚い所も醜いところもあります。それは岡村さんであっても、私であっても同じです。ただ、問題なのは、深夜帯とは言え、公共の電波で発言してしまったことです。
矢部っちのコンビ愛
4月30日放送分では、まずは岡村さんの謝罪から始まり、何一つ笑いもなく、暗い感じで始まりました。
20分程経った時、突然矢部さんが乱入してきて
「お前、やったなー」
岡村さんへの公開説教が始まりました。
以前オードリーの春日さんがやらかした時、相方の若林さんが公開説教したことで、ファンの溜飲を下げたということがありました。矢部さんも、それと同じように、代表として岡村さんを叱る役を買って出たんだと思います。
実際、ナイナイにとっても死活問題になりますしね。矢部さんも冒頭に、「今ナイナイ、イケてないやん?」から始まりましたが、現状を省みて、矢部さんだからわかる岡村さんへの本音をぶつけました。
今回の問題は、発言そのものよりも、岡村さんの心根にあると。
ナイナイは、高校のサッカー部の先輩後輩の関係でしたが、矢部さんが岡村さんを誘って、お笑いの世界に飛び込みました。なので、岡村さんがパッカーンして5ヶ月休んだ時も、責任を感じて、めちゃイケなど、岡村さんの分まで矢部さんは頑張っていました。
そして、いつしかナイナイのオールナイトニッポンも、矢部さんは降りて、楽屋も分けるようになりました。岡村さんは寂しがっていましたが、今回の放送で、矢部さんの真意が明かされました。
「カメラの前でしか謝らないよね。裏で誤ったことを聞いたことない。
もうあんたとは先輩後輩じゃない。コンビや」
岡村さんは、先輩だから照れて謝れないのかもしれないけど、裏でこそ、そういうことが大事だと思っていたそうです。要は、「いいカッコしいやん」ということ。
楽屋を分けたことも、「岡村さんの嫌なところを見て嫌いになりたくなかったから」だそうです。そして、距離をおくようになったからこそ、今まで気付けなかった岡村さんの問題点が目についたそうです。
「今回は、それが出ただけのこと。
もともと心の中に持っていたもの。それが問題や」
と。
まさに、矢部さんの言う通りだろうなと思いました。
30年前に、矢部さんは「性格を変えた方がええで」と言われたことがあるそうです。今では、結婚して子供もいるパパです。変わらないわけがありません。しかし岡村さんは、女性にトラウマがあったり、人見知りだったりして、吉本アローン会にも所属している独身貴族。若い頃から変わってなさすぎる。
「30年越しやけど、性格変えなあかんって言葉を返すわ」
それが矢部さんの言葉でした。
問題が起きた「カラコソ」
問題は、偶然起こるものではなく、起こるべくして起こるものだと思っています。問題が潜在しているのであれば、それがいつ形になるかはわかりませんが、何かのきっかけで表れるものです。岡村さんにとっては、それが今回起こっただけのことではないでしょうか。
岡村さんが、今回のことでどう変化するのかわかりません。Youtuberのシバターが言うように、変わる必要もないのかもしれません。変わるか変わらないかは岡村さん次第ですが、今回のことがなければ、矢部さんの本音を知る機会は、もしかしたらなかったのかもしれません。
今回の矢部さんの行動は、個人的にもちょっと感動的でした。放送でも、後半で唯一ハガキのコーナーがありましたが、意気消沈した岡村さんは、ハガキを読み上げることしかできず、矢部さんが全フォローをしていました。ハガキを読むたび、
「ごめんな」
「かまへん」
この二人の掛け合いが、やっぱりコンビなんだなぁと、じ〜んときました。
岡村さんはもう49歳。人気もあって立場もあります。叱ってくれる人は少なくなってくるでしょう。特に芸人は、自分を慕う人を集めて軍団を作りますが、悪く言えばイエスマンで周りを固めがちです。
発言に関しては、仕方ないとは思いますが、すぎたことを「タラレバ」言うのではなく、「カラコソ」と捉えないと、「せい」にしたまま過去に捉われて生きることになると思います。
岡村さんには「せいをおかげに」という視点で見てほしいし、こういったことからもウラヨミして、本質で見ていきたいなと思います。
Part.2では、発言の内容に対して、ウラヨミしたことを発信してまいります。
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