見出し画像

看守と囚人のコスプレをすると?

昨日のコラムで、「人は外見がほとんど」ということをお伝えしましたが、今回は、プラスアルファになるようなコラムとなります。

前回のコラムはこちら↓
https://note.mu/joker369max/n/n91345b7ae82b

アメリカのある学校でこんな実験がありました。複数の生徒に、看守と囚人のグループに分け、看守には制服を着せて、囚人には囚人服を着せて牢屋に入れる、というものです。

何が起きたと思いますか?
まぁ、おおよそ見当はつきますよね(笑)

最初こそ、お互い恥ずかしがったり、笑っていたのですが、時間の経過と共に、段々その役に入っていきました。すると数時間後には、看守は偉そうな態度で囚人に接するようになり、囚人は卑屈な態度を取るようになりました。さらには、看守が友人であるはずの囚人役を虐げ始めたのです。流石にそこでストップになりましたが、実験をした先生にとっては予想以上の実験結果が得られたそうです。

「人は外見がほとんど」と述べてきて、外見を変えることで中身も変えることはできるともお伝えしましたが、今回の実験から得られたことは、外見を変えることに、「環境」を追加することで、その役に入ってしまうということです。

元々友人関係であっても、コスプレという外見に、牢屋という環境が合わさると、平気で酷いことを言ったり、その役にハマってしまい、中身まで変わってしまうのです。

これは、一種の自己催眠とも言えますが、そもそも自己認識というのは、自己催眠にも似たところがあります。ずっと催眠をかけ続け、かけ続けられることはないでしょうけど、一次的に自己変革をしたい、という時には、この手法が使えるかもしれません。

なりたい自分があるのだったら、その自分の外見にコスプレし、環境を作ることができれば、なりたい自分に近付けるかもしれませんよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?