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YouTuber宮迫さんをウラヨミ

あの事件から半年

昨年の7月、闇営業問題でマスゴミの飯のタネを暇人の時間潰しになった「吉本闇営業問題」。騒動の中心になったロンブー亮さんも、1月30日に謹慎が明け、ロンブーが復活となりました。亮さん復活には、相方の淳さんが、会社を設立し、吉本とはエージェント契約にしたり、亮さんの復帰に向けて、水面下で動いていました。

渦中のもう一人、宮迫さんは、早い段階で吉本からは契約解除になっており、関係を修復させることはなく、復帰は不透明なままでした。

そして、亮さんが復帰をするということで、記者会見をした1月30日の前日、宮迫さんは「宮迫ですッ!」というYoutubeチャンネルを開設し、「宮迫博之からのご報告」という動画を配信しました。

芸能界に復帰した亮さんに対し、宮迫さんは、Youtuberという道を選びました。詳しくは動画で語られていますが、今回の騒動において、全てを失いました。その苦しさは、自分の責任であっても、相当なものだったと思います。

以前、「人間はまず失敗するようにできている」という創作ことわざを配信しました。

人間、生きていれば、間違いもするし失敗もします。しかし日本は、失敗を許さない風潮があったり、関わっていないただの視聴者が、ネットで袋叩きにしたり、断罪したりしています。もちろん、言論の自由があるし、言うのはタダですが、宮迫さんに限らず、ちょっと酷いですよね。最近では東出さんと唐田さんの不倫が話題となり、めちゃくちゃ叩かれていますが、なんなら、問題を起こした本人より、正義を振りかざして平気で傷つける人の方が厄介だと思います。

話を宮迫さんに戻しますが、宮迫さんは、犯罪を犯したわけではなく、裁判で判決を言い渡されたわけではありません。なので、謹慎するにしても、誰もが納得する期限などはないでしょう。

人間は、失敗をする生き物ですが、失敗することは前提であり、むしろ失敗してからが始まりだと思っています。
私が参加している「道楽舎」で配信しているコラムでは、「間違えることが正解」ということ述べています。

人生を物語のように考えて、間違っても失敗しても、後からそれを正解に変えることはいくらでもできます。失敗したら終わりではなくて、失敗を伏線として、後から回収できるように向き合っていければいいんですね。


人に好かれる為に生きているのではない

宮迫さんを許す許さないという問題は、関わっていない人には無関係のことだと思います。
だからこそ、宮迫さんは、どんなに辛くても自分のしたことを背負って生きていかなければならないのでしょう。

宮迫さんに限らずですが、特に芸能人を見ると、つくづく人は好かれるために生きているのではないと思わされます。

人に好かれたい、モテたいなんて、誰でも思うと思います。

それはきっと、生存本能によるものではないでしょうか?自然の世界において、他者に嫌われれば生きていくことは困難です。社会性を持つ人間ならなおさらです。だから、本当の意味で嫌われたらそれは死をも意味します。

芸能人は、人気商売なので、人に好かれなければ商売が成り立ちません。ただ、それは視聴者ではなく、制作スタッフに対してです。嫌われ芸能人で有名な品川さんは、視聴者にも嫌われがちですが、売れ始めた若手の頃に、調子に乗っていてスタッフに偉そうにしていたので、そのスタッフが偉くなってから、現場に呼ばれなくなったそうな。

それでも、品川さんやクロちゃんのように、嫌われることで必要とされる存在がいることも確かです。


好かれようが嫌われようが、それで価値がある

嫌われ続けるのは辛いでしょうけど、それだけでも大きな価値があります。

特に芸能界は、「嫌われ芸人」という役割もあります。キンコン西野さんや品川さんクロちゃんとかが最たる例ですが、ヘイトを吐き出す対象として、好かれる芸人よりも大変な立場ですが、嫌われ芸人の方が、誰でもできない分、重要な役割だと思います。

忖度すれば、好かれやすくなるのはわかります。だけど、芸人は笑わせるのが仕事です。好かれるに越したことはないけど、笑わせたり、視聴対象になるんだったら、嫌われていても関係ありません。

クロちゃんについては、ゲスキャラとして何度かコラムに取り上げていますが、言い方は悪いですが、好かれるクロちゃんは必要とされないわけです。

でも、クロちゃんがテレビに出ているのは、嫌われようとも必要もされているからです。テレビの場合、制作スタッフに嫌われたら、出演は難しいですが、テレビに映る姿が嫌われ者を演じているのであれば、嫌われるという必要な役割を担っていると言えます。

宮迫さんが、嫌われ役になるかどうかはわかりませんが、辛いですが例え嫌われても、それを受け入れることができれば、それはそれで道があると思います。

人の為に生きていれば、嫌われれば終わりですが、まず自分の為に生きていれば、嫌われても自分を貫いて生きていくことができます。
アドラーのいう「嫌われる勇気」とは、そういうものだと思います。

宮迫さんがYoutuberになったことは、最初こそ批判が多かったですが、初めて一週間で登録者数が50万人を超え、再生回数も初回に配信した動画は400万回を超えるほどです。

私を含め、無関係の人が宮迫さんのことをどうこう言えることではありません。『あまちゃん』に出てくる花巻さんの言葉を借りるなら、

「見たい奴だけ見ればいい」

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その結果が、50万人の登録者だと思うので、批判や中傷はまだまだなくならないかもしれませんが、道楽家としては、我が道を行く宮迫さんを応援したいと思います。

罪を背負って償って生きていくより、芸人らしく、笑いに変えて、笑わせて生きていってほしいと思います。

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