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物事は意外と、何を言うかより誰が言うかである

良いことにしても悪いことにしても、「何を言うか」より、「誰が言うか」だったりします。

どんなに良いことや、必要なことを言っていたとしても、有名で、認知されている人の言う「どうでもいいこと」の方が注目されたり、それを元に周りは動いたりします。

物事の本質がわかっている人からすると、それは滑稽でバカらしくなってしまいますが、残念ながらそういうことが事実だったりするんですよね。

かの「つんく」さんは、「シャ乱Q」というバンドでデビューし、「ズルい女」「My Babe 君が眠るまで」などが大ヒットし人気を博しました。しかし、バブリーな衣装などから、どこか「キャラ物」感は拭えず、一人気アーティストの1組という感じでした。
しかし、つんくプロデュースによる「モーニング娘。」の大ブレイクにより、「プロデューサー」として、「シャ乱Q」と言うバンドが霞んでしまう程の地位を築きました。「モーニング娘。」のブレイクから、「ハロー!プロジェクト」という一大プロジェクトとなり、一時代を築きました。

なぜそれほどの規模になったのか。
それは、つんく氏曰く、

「売れてしまえば、言いたいことが言えるようになる。言いたいことを言って売れるのではなく、売れないと言いたいことが伝わらない。」

そういう理由があったのだそうです。つまり「売れたもん勝ち」ということですね。

わかりやすく言えば、どれだけ立派で尊敬されるようなことを言っていたとしても、やっていることがいい加減だったら、伝わるものも伝わりません。しかし、行動が立派で誰からも尊敬されるようなことをしている人が言う言葉なら、誰もが聞こうとします。政治家なんかはそうですよね。

だから、順番が逆なんです。言いたいことを言うことは大事ですが、言いたいことを言う前に、人を納得させるだけの行動や実績、結果があれば、本当に望むものは後からついてきます。

注意すべきなのは、それを「ジョーカーゲーム」式に仕掛けてくる場合があると言うことです。最初こそ「天使」のような人だと思ったら、気付いたら「悪魔」になっていた、ということは良くあることです。騙されやすい人、人を信じやすい人は、注意しなければならない所です。「洗脳」された人たちのエピソードを聞くと、大抵はこの手法を使ってきます。まぁ、外面が良いってやつですね。

一つの成功方法として、まず実績、結果を出すことが、言いたいことを聞いてもらうための手段ではありますが、その反面、気をつけなければならない部分もあるんですね。

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